とうもろこしの島に行くもエ~ガね

島…とはいっても中州なのだ。コーカサス山脈から黒海に流れるエングリ川。雪どけあと、そこに肥沃な中州ができるらしい。自然のサイクル。

その地方の農家は誰のものでもない中州にとうもろこしのタネをまいて、春から秋に育てて収穫し、冬の食料にするという。
でも、そこは危険な場所だったりもする。日常の隣にある戦争…。

『とうもろこしの島』に出てくるのはおじいちゃんと孫娘。そこに兵隊さんも少し…。
ほとんど会話がない。静謐なジョージアの映画だ。ギオルギ・オヴァシュヴィリ監督。

いわゆるミニシアター系の映画だ。わしはこういう映画が嫌いじゃない。深く重く美しく…伝わってくる。彼らの必死な生活に比べてわしら日本人は…という申しわけない気持ちにもなった。

https://youtu.be/F_qW770NEtU

その中州に小さな家を建てるのが興味深かった。記録映画のように丁寧に描く。わしにも作れるかなと思いながら観た。


余談だが、育てていた内藤トウガラシが赤い実をつけた。それだけで幸せな気分になれる。

ローズマリーの赤ちゃんがかわいくなくてもエ~ガね

カニに例えれば、中身がレノンでヨーコが殻なのかなと思っていた。失礼。
敬称略で恐縮だが、最近…オノ・ヨーヨに高齢者特有の症状が出ているらしい。

オノ・ヨーヨといえば、ジョン・レノンが銃弾に倒れたあとの新聞広告(一種の広告だろう)を思い出す。全面に「夫ジョン・レノンを愛してくれてありがとう」みたいな内容で、日本の主要な新聞すべてに載せていた。おそらく、世界の主要な新聞すべてに載せたのだろう。いったいどれだけの費用がかかっただろうと思ったものだった。

ジョン・レノンが銃弾に倒れたのは彼らが住んでいたダコタ・ハウスのエントランスだった。

ニューヨークにあるそのダコタ・ハウスで撮影されたのが…ロマン・ポランスキー監督の『ローズマリーの赤ちゃん』だ。
CGもなかった時代、悪魔の赤ちゃんを身ごもったかもしれないという狂気をミア・ファローが演じていた。だんだんとやつれていく。やがては…悪魔の子であろうと愛おしいわが子、と思うようになる。どちらかといえば地味な映画だが、ミア・ファローの演技には底知れぬ怖さがあった。赤ちゃんの姿はいっさい画面に出ない。

見えない…想像させる恐怖。見せない演出は見事だった。仮に…今、リメイクをつくるとしたら赤ちゃんはCGだろうな。陳腐なイミテーションになってしまうかもしれない。
見せられないことで成長した映画演出と、見せることで進歩した映画技術…ってことかな。そういえば、『ジョーズ』の1作目は見えない恐怖で、2作目は見える恐怖だったなぁ。

https://youtu.be/QNSkpkDjCWM

オカルト映画はこの『ローズマリーの赤ちゃん』から始まったのだと記憶する。違うかな。
ポランスキー監督自身もいろいろとあったようだ。狂気の監督なのだろう。
もっとも、クリエーターに狂気がなかったら気の抜けた炭酸水みたいになってしまうかもしれない。とも、思う。


キュートな人魚姫がエ~ガね

アホらしくも愛おしく…キュートだった。チャウ・シンチー監督の『人魚姫』のこと。
原案はアンデルセン童話? 面影もない(笑)。

https://youtu.be/A7A0KQ0pRF0

リゾート開発計画を進める若き実業家リウ。絶滅の危機に瀕した人魚族はリウの暗殺を考える。
『少林サッカー』のアクションもパワフルでハチャメチャだったが、今回のはコメディとキュートが加わっている。とにかく、人魚姫シャンシャン役のリン・ユンがかわいい。

笑ってホロリ…って感じがいいね。
キレイな水と空気がなかったら…そんなメッセージもさりげなく伝わってきた。
同じようなタイプの映画に『モンスター・トラック』というのもあったな。たのしかった。

新宿の[歴史博物館]で「れきはくどうぶつえん」をやっていて、そこには和風の人魚ミイラ(?)の展示もあった。
人魚といえば、湯浅監督の『夜明けを告げるルーのうた』も気になるな。

スミス都へ行くで良心を知るもエ~ガね

1939年の作品かぁ。アメリカも若かったんだなぁ。
フランク・チャプラ監督、ジェームス・スチュアート主演の『スミス都へ行く』を観た。ハート・ウォーミングな直球映画に感動した。わしはこういうのも観てなかったんだから…情けない。

https://youtu.be/HX8aFpnWxPA

上院議員に空席ができて、少年団のリーダーをしていた田舎青年のスミスが担ぎ出される。
しかし、彼は純粋で誠実。政界の腐敗に直面するが、秘書のアドバイスもありそれに立ち向かう。ジーン・アーサー扮する秘書の「信念を持った人には敵がいるのよ! リンカーンだって闘ったのよ! あなたならできる」という言葉がよかった。

ふと、手塚先生の言葉を思い出した。
その昔、わしは出会った人に一言コメントをもらっていた。“邂逅”と題したノートに…。
それに手塚先生は書いてくれた。

「誠実でありたい。どんなに高い理想であっても、それが自分を裏切るものであってはならない。」

…みたいな内容だった。ノートが行方不明なので正確な文章ではないが、確かそんな内容だった。
そういえば、手塚先生には“赤本”時代に『スミス都へ行く』をモチーフにしたマンガもあった。
理想と信念と情熱。わしが思い出したのも当然かもしれない。

国政とは違うが、今は都議選真っ最中。今日も、名前連呼の車が通り過ぎていく…。

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