インターステラーで興奮するもエ〜ガね
その昔、かのミスターは息子の一茂くんと野球観戦に出かけたおり、熱中して…幼い一茂くんを野球場に置いたまま家に帰ったことがあるという。
わしも、映画に関しては似たようなことがあった。女性と映画に行って、ふたりで観ていることを忘れたことがあるのだ(笑)。あるいは…自分が監督でもないのに、映画のデキのわるさを自分のせいみたいに申しわけなく思ったこともある(涙)。
そんなわしなので、映画は基本的にひとりで観ることにしているのですよ。
「そこまで映画をたのしみにしている人を見たことがない」といわれた記憶もある。わしの映画愛は尋常ではないのでしょう。
そんなことはともかく、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』を観ました。興奮しましたな。インターステラーとは異星間の意味で、インターステラードライブで異星間航行らしい。
https://www.youtube.com/watch?v=isoTSzwBMKE
https://www.youtube.com/watch?v=-sb8axLSXvI
https://www.youtube.com/watch?v=huNTmixOjnM
映画を堪能しました。わしは後半よりもむしろ、前半が好きです。
大作というのは大味になりがちです。お金を出してくれたいろんな人の意見を聞かねばならないので…そうなってしまうのでしょう。
ところが、この監督は違う。あくまでも自分の世界にこだわってますな。しっかり個性が出ている。こだわったまま大作にしている気がします。
つまり、マイナーな作品をそのままの精神で大作にしたような印象を受けるのです。
それができるところがクリストファー・ノーラン監督のすごいとこというかエラいとこというか…。『バットマン』をリメイクして、徹底した悪のキャラを構築した『ダークナイト』が大ヒットしたせいもあるでしょう。そこに信頼があるからこそ、口出しせずに任せてもらえるんですよね。
『インターステラー』では主演のマシュー・マコノヒーが熱い。彼が宇宙の果てまで映画を引っ張ってくれます。プラダから宇宙服に着替えたアン・ハサウェイもいいけど、娘役のいじらしさにも泣けますな。
名前は忘れたけど、ほとんど箱…のロボットも好きです。
わしはノーラン監督の作品では『メメント』が一番好きなのです。限られた時間しか記憶できない男の話です。また、『インセプション』では夢の世界が多重構造になっていて、それぞれで時間の流れが異なっていました。そう、この監督にとって“時間”の表現は重要なのです。
『インターステラー』では、タイム・ダイレーションといって星間での時間の流れにズレが起こる。ブラックホールやワームホールという宇宙の虫食い穴も出てくる。SFではよくありますけどね。
ただ、一般相対性理論とかがよくわからない。そういうのも含めて後半はいろいろあって拡散して、難しくてキツネにつままれたような…釈然としない気分にもなります。マシュー・マコノヒーの熱演がなければ置いてきぼりになりそう。他にまとめ方はなかったのかなと思いつつも…堪能しました。満腹になりましたよ。
上映時間が169分と長いし、いろんなお話の要素が入っているので、その意味でも満腹になったのでした。
フィルム撮影を重要視して、ほとんどCGに頼っていないところも好きです。実際、リアルに本物らしく美しく表現されています。映像には圧倒されますよ。
ところで、『インターステラー』はキューブリック監督の『2001年宇宙の旅』ありきの上にできている気がする。『2001年〜』に触発されたというか、挑みつつも…踏襲したという感じ。たとえば、“本”がある役割をするのですが、これって“モノリス”の形と似ていると思いませんか?
考え過ぎかもしれないけど、わしは勝手にそれを思いニンマリしたのでした。映画愛によるわしの思い込みでしょうけどね。
https://www.youtube.com/watch?v=qZZ9jRan9eo
人類は最初から冒険家だった…。シビレますな。
『ゼロ・グラビティ』からスタートしたわしの「ウダウダ映画日記」ですが、ほぼ1年になります。読んでくださって…感謝です。おおきに! だんだん!
今後も映画はエ〜ガねってことで、ほとんど化石のような作品の発掘調査をしつつ、たまには新作も取り上げます。どうぞ、いろいろと教えてください。
わしも、映画に関しては似たようなことがあった。女性と映画に行って、ふたりで観ていることを忘れたことがあるのだ(笑)。あるいは…自分が監督でもないのに、映画のデキのわるさを自分のせいみたいに申しわけなく思ったこともある(涙)。
そんなわしなので、映画は基本的にひとりで観ることにしているのですよ。
「そこまで映画をたのしみにしている人を見たことがない」といわれた記憶もある。わしの映画愛は尋常ではないのでしょう。
そんなことはともかく、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』を観ました。興奮しましたな。インターステラーとは異星間の意味で、インターステラードライブで異星間航行らしい。
https://www.youtube.com/watch?v=isoTSzwBMKE
https://www.youtube.com/watch?v=-sb8axLSXvI
https://www.youtube.com/watch?v=huNTmixOjnM
映画を堪能しました。わしは後半よりもむしろ、前半が好きです。
大作というのは大味になりがちです。お金を出してくれたいろんな人の意見を聞かねばならないので…そうなってしまうのでしょう。
ところが、この監督は違う。あくまでも自分の世界にこだわってますな。しっかり個性が出ている。こだわったまま大作にしている気がします。
つまり、マイナーな作品をそのままの精神で大作にしたような印象を受けるのです。
それができるところがクリストファー・ノーラン監督のすごいとこというかエラいとこというか…。『バットマン』をリメイクして、徹底した悪のキャラを構築した『ダークナイト』が大ヒットしたせいもあるでしょう。そこに信頼があるからこそ、口出しせずに任せてもらえるんですよね。
『インターステラー』では主演のマシュー・マコノヒーが熱い。彼が宇宙の果てまで映画を引っ張ってくれます。プラダから宇宙服に着替えたアン・ハサウェイもいいけど、娘役のいじらしさにも泣けますな。
名前は忘れたけど、ほとんど箱…のロボットも好きです。
わしはノーラン監督の作品では『メメント』が一番好きなのです。限られた時間しか記憶できない男の話です。また、『インセプション』では夢の世界が多重構造になっていて、それぞれで時間の流れが異なっていました。そう、この監督にとって“時間”の表現は重要なのです。
『インターステラー』では、タイム・ダイレーションといって星間での時間の流れにズレが起こる。ブラックホールやワームホールという宇宙の虫食い穴も出てくる。SFではよくありますけどね。
ただ、一般相対性理論とかがよくわからない。そういうのも含めて後半はいろいろあって拡散して、難しくてキツネにつままれたような…釈然としない気分にもなります。マシュー・マコノヒーの熱演がなければ置いてきぼりになりそう。他にまとめ方はなかったのかなと思いつつも…堪能しました。満腹になりましたよ。
上映時間が169分と長いし、いろんなお話の要素が入っているので、その意味でも満腹になったのでした。
フィルム撮影を重要視して、ほとんどCGに頼っていないところも好きです。実際、リアルに本物らしく美しく表現されています。映像には圧倒されますよ。
ところで、『インターステラー』はキューブリック監督の『2001年宇宙の旅』ありきの上にできている気がする。『2001年〜』に触発されたというか、挑みつつも…踏襲したという感じ。たとえば、“本”がある役割をするのですが、これって“モノリス”の形と似ていると思いませんか?
考え過ぎかもしれないけど、わしは勝手にそれを思いニンマリしたのでした。映画愛によるわしの思い込みでしょうけどね。
https://www.youtube.com/watch?v=qZZ9jRan9eo
人類は最初から冒険家だった…。シビレますな。
『ゼロ・グラビティ』からスタートしたわしの「ウダウダ映画日記」ですが、ほぼ1年になります。読んでくださって…感謝です。おおきに! だんだん!
今後も映画はエ〜ガねってことで、ほとんど化石のような作品の発掘調査をしつつ、たまには新作も取り上げます。どうぞ、いろいろと教えてください。