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海と毒薬に怯えるもエ〜ガね

人が何かを書いて伝えたいと願うときは、何か変化があったときかもしれません。わしがこの映画日記をスタートしようと思ったのは…病気をして手術して、生を得たことが大きいでしょう。
ありがとうという感謝の気持ちからです。お世話になった身近な人への感謝…。森羅万象への感謝…。
そこには映画への感謝もあったし、よかったと思った映画を思い出して記録しておこうという気持ちもありました。

http://www.youtube.com/watch?v=hAhrZveu4bo

熊井啓監督が亡くなったのはいつのことでしょう。確か…くも膜下出血でした。わしの友人でも、この病気で何人かが倒れています。

わしは『サンダカン八番娼映画館・望郷』など、熊井作品の多くを観ています。歴史の暗部を描くといいますか、マジメな直球勝負の社会派映画って印象が強いですね。

その中でも特に記憶に残っているのが『海と毒薬』です。原作が遠藤周作でした。戦中の米軍捕虜の生体実験を扱っています。
病院という密室内部では何が起こっているのか、わしらにはわからない。モノクロ映画ですが、この作品は怖かった。映画としては静かなだけに、よけい怖かった…。忘れられません。
奥田瑛二と渡辺謙の出演ですが、もしかするとNHK大河の「独眼竜〜」よりも前で、当時の渡辺謙は無名だったかもしれません。

熊井監督はご近所にお住まいで、ご近所の病院で亡くなられたんだと記憶します。そういえば、黒澤明監督が残した企画の『海は見ていた』を引き継いだのも確か…熊井啓監督でしたね。

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