中山道歩き(13)も終盤でエ~ガね
わしらは中山道を歩いている。わしらというのは、わしネコ爺ともうひとり、ハナ爺だ。
中山道(なかせんどう)は京都三条大橋から東京日本橋までの538キロをいう。北回りのため山道だが、堰止めの河は少なく、昔は東海道よりもメジャーだったらしい。わしらは行っては戻るを繰り返しているのだ。
廃れた宿場も多い。ほとんどがそうだけどね。
[安中宿]は「安政遠足」と呼ばれる日本最古のマラソンが行われた場所。遠足どころか、わしらは遅足なのだが(笑)。
碓氷峠の[坂本宿]では山ヒルに襲われた。どこから現れたのか、体中を吸われたのだ。皇女和宮も驚いたに違いない。
[妻籠・馬籠]という宿場は駅でいえば、東口と西口くらいに思っていた。とんでもない。その間、険しい山道を2時間も歩いたのだ。だが、心の安らぐ[妻籠宿]。あの宿場町にはもう一度行ってみたい。
神社は何を祀っているのかはわからないが…ありがたい場所だ。わしらは神社めぐりの感もあるが、これぞ日本人の神道の神髄だろう。
わしらにとって大変なのは旧道を探すこと。山の断面を見ると地層が見えるが、歩いていると文化の地層を感じる。旧道の上に新道ができて、その上にさらに新しい道路ができたりしている。
自治体によっては旧道をわかりやすく表示しているが、地元の若い人に聞いてもわからなかったりするのだ。「旧中山道」を「いちにちなかやまみち」と読んだアナウンサーもいたというから笑ってしまう。
今年こそ、残りを歩き切る。538キロの中山道69次を。
歩いた8年分のスケッチを元に、来年は個展を開くもいい。といったら、オニは笑うどころかシッシンするだろうか。
中山道(なかせんどう)は京都三条大橋から東京日本橋までの538キロをいう。北回りのため山道だが、堰止めの河は少なく、昔は東海道よりもメジャーだったらしい。わしらは行っては戻るを繰り返しているのだ。
廃れた宿場も多い。ほとんどがそうだけどね。
[安中宿]は「安政遠足」と呼ばれる日本最古のマラソンが行われた場所。遠足どころか、わしらは遅足なのだが(笑)。
碓氷峠の[坂本宿]では山ヒルに襲われた。どこから現れたのか、体中を吸われたのだ。皇女和宮も驚いたに違いない。
[妻籠・馬籠]という宿場は駅でいえば、東口と西口くらいに思っていた。とんでもない。その間、険しい山道を2時間も歩いたのだ。だが、心の安らぐ[妻籠宿]。あの宿場町にはもう一度行ってみたい。
神社は何を祀っているのかはわからないが…ありがたい場所だ。わしらは神社めぐりの感もあるが、これぞ日本人の神道の神髄だろう。
わしらにとって大変なのは旧道を探すこと。山の断面を見ると地層が見えるが、歩いていると文化の地層を感じる。旧道の上に新道ができて、その上にさらに新しい道路ができたりしている。
自治体によっては旧道をわかりやすく表示しているが、地元の若い人に聞いてもわからなかったりするのだ。「旧中山道」を「いちにちなかやまみち」と読んだアナウンサーもいたというから笑ってしまう。
今年こそ、残りを歩き切る。538キロの中山道69次を。
歩いた8年分のスケッチを元に、来年は個展を開くもいい。といったら、オニは笑うどころかシッシンするだろうか。