トンマッコルへ行ってみるもエ〜ガね
先日、ある地方のある町の議員さんと会いました。その町を観光地としてアピールするにあたって…何かアイディアはないだろうかというものでした。
その町の手前には有名な温泉町がある。結局、その奥に隠れるようになってしまって…美しく素朴なその町はあまり知られてなかったんです。
わしは、町にある山の形が『未知との遭遇』のデビルスタワーに似てるとか、廃校になった学校があるなら「学校旅館」にするといいとか、新宿区の廃校にはヨシモト興行だかが移転して来たみたいな…あまり関係ない話をしました。
http://www.youtube.com/watch?v=JtiCe6xo_yg
そんな話をしながら、わしは『トンマッコルへようこそ』という韓国映画を思い出したのです。その昔、友人がこの映画を薦めてくれました。でも、敬遠してたんです。その後、別の友人がDVDを貸してくれて…初めて観ました。
わしには朝鮮戦争の状況が詳しくわからないんですが、韓国軍と人民軍が戦って、彼らが深い山の中のトンマッコルに辿り着く。そこは蝶の飛び交う美しい村。ある種の理想郷。争いはもちろん、武器すらも見たことのない温和な村人たちの住むところ。やがて敵対する兵士たちは…その村で癒されていく。
よかった。奇麗すぎる感じは否めないものの…しみじみほのぼのとよかった。分類的には戦場ファンタジーとでもいうんでしょうか。水木しげるの戦争体験談(隊から離れて地元民と交流した話)も思い出したし、モックンが演じた『中国の鳥人』という映画も思い出しました。
「トンマッコル村」ではなく、「コル」が韓国語で「村」って意味なんですね。のどか村、純粋村、そういうニュアンスだろうと思います。
村の入り口には…妙な笑い顔のお地蔵さんみたいな物がたくさんある。それだけでほっこりした気分になりました。
監督はパク・クァンヒョン。聞いたことがあるような気もしますが、よく知りません。原作がチャン・ジンです。よく知りません。俳優も…詳しくは知りません。
山にかぶさる水墨画のようなタイトルも奇麗でした。
わしは登山をしてたもんですから、山岳風景には愛着があります。トンマッコルも美しい。どこまでも青い稜線とかね。そういう場所にいれば争いなんて忘れる…かもしれない。トンマッコルの村人との交流の中で、人種とか国籍とか所属部隊とか…そんな些細なことなど薄れていくかもしれない。 そうあってほしい。
でも、それはファンタジーの世界だからでしょう。悲しいかな…現実はそうはいきませんよね。でも、そこであきらめてしまっていいのか。
と、そういう感じの話です。
ちなみに、韓国映画ではわしの大好きな『グエムル 漢江の怪物』があります。『シュリ』もありましたね。
これらを観ても感じるのですが、もしかすると、韓国の人は理想郷を求めているというか…自分の中にそういう精神性みたいなものがあるのかもしれない。家族や民族の和とか絆みたいなものですけどね。
考えてみれば…当たり前か。無念が理想郷という世界を生んだのかもしれない。トンマッコルは北でも南でもない心のよりどころなのでしょう。
わしは韓国が好きだし、行ってみたい国です。
わが国と…かの国は今、微妙な状況なんですけどね。
隣の兄弟国なんだから、お互い…仲良くしたいものですよ。
ところで、失礼になってはいけないと思って…迷ったんですが、思いきって疑問点を書いておきます。 実はこれが一番の疑問です…。
もしかして、トンマッコルのトンマとは日本語でいうトンマと、語源として同じなのでしょうか。
文化は中国大陸から韓国を通って日本に来ているわけですから…そうかもしれない。
つまり、「あいつはトンマだ」とかっていうときのアレです。日本語でいうトンマというのは差別用語というより、もっと温かみのある言葉です。ズッコケとかに近いニュアンスでしょう。もっとも、時代劇くらいしか使いませんけどね。
もしそうだとすると、トンマッコルとはトンマな人がいるコル(村)って意味のタイトルかもしれません。
言語文化に詳しい方に教えていただきたいことです。
ところで、先述の町の議員さんの町…。
食い物にされはしないかと…わしは心配しています。
どうやら、県外の資本が入って観光地として開発するようなのです。
何もなくていい。トンマッコルのように心を癒してくれる自然があればいい。
観光地化と称して、日本各地どこへ行っても似たり寄ったりっていうのは疑問を感じる。
自分勝手な意見ですが、より美しく素朴で…心がほっこりする町であってほしい気もするのです。
人は誰でも、長所と短所を持っています。でも、自分では短所と思っていたことが他の人から見たら長所ってこともありますよね。それはおそらく…町にもいえるのではないでしょうか。
http://www.xinhua.jp/rss/382090/
感じる心があれば、普段観慣れているものでも…美しく新鮮に観ることができるということですよね。
DVDラベル=トンマッコルへようこそ
その町の手前には有名な温泉町がある。結局、その奥に隠れるようになってしまって…美しく素朴なその町はあまり知られてなかったんです。
わしは、町にある山の形が『未知との遭遇』のデビルスタワーに似てるとか、廃校になった学校があるなら「学校旅館」にするといいとか、新宿区の廃校にはヨシモト興行だかが移転して来たみたいな…あまり関係ない話をしました。
http://www.youtube.com/watch?v=JtiCe6xo_yg
そんな話をしながら、わしは『トンマッコルへようこそ』という韓国映画を思い出したのです。その昔、友人がこの映画を薦めてくれました。でも、敬遠してたんです。その後、別の友人がDVDを貸してくれて…初めて観ました。
わしには朝鮮戦争の状況が詳しくわからないんですが、韓国軍と人民軍が戦って、彼らが深い山の中のトンマッコルに辿り着く。そこは蝶の飛び交う美しい村。ある種の理想郷。争いはもちろん、武器すらも見たことのない温和な村人たちの住むところ。やがて敵対する兵士たちは…その村で癒されていく。
よかった。奇麗すぎる感じは否めないものの…しみじみほのぼのとよかった。分類的には戦場ファンタジーとでもいうんでしょうか。水木しげるの戦争体験談(隊から離れて地元民と交流した話)も思い出したし、モックンが演じた『中国の鳥人』という映画も思い出しました。
「トンマッコル村」ではなく、「コル」が韓国語で「村」って意味なんですね。のどか村、純粋村、そういうニュアンスだろうと思います。
村の入り口には…妙な笑い顔のお地蔵さんみたいな物がたくさんある。それだけでほっこりした気分になりました。
監督はパク・クァンヒョン。聞いたことがあるような気もしますが、よく知りません。原作がチャン・ジンです。よく知りません。俳優も…詳しくは知りません。
山にかぶさる水墨画のようなタイトルも奇麗でした。
わしは登山をしてたもんですから、山岳風景には愛着があります。トンマッコルも美しい。どこまでも青い稜線とかね。そういう場所にいれば争いなんて忘れる…かもしれない。トンマッコルの村人との交流の中で、人種とか国籍とか所属部隊とか…そんな些細なことなど薄れていくかもしれない。 そうあってほしい。
でも、それはファンタジーの世界だからでしょう。悲しいかな…現実はそうはいきませんよね。でも、そこであきらめてしまっていいのか。
と、そういう感じの話です。
ちなみに、韓国映画ではわしの大好きな『グエムル 漢江の怪物』があります。『シュリ』もありましたね。
これらを観ても感じるのですが、もしかすると、韓国の人は理想郷を求めているというか…自分の中にそういう精神性みたいなものがあるのかもしれない。家族や民族の和とか絆みたいなものですけどね。
考えてみれば…当たり前か。無念が理想郷という世界を生んだのかもしれない。トンマッコルは北でも南でもない心のよりどころなのでしょう。
わしは韓国が好きだし、行ってみたい国です。
わが国と…かの国は今、微妙な状況なんですけどね。
隣の兄弟国なんだから、お互い…仲良くしたいものですよ。
ところで、失礼になってはいけないと思って…迷ったんですが、思いきって疑問点を書いておきます。 実はこれが一番の疑問です…。
もしかして、トンマッコルのトンマとは日本語でいうトンマと、語源として同じなのでしょうか。
文化は中国大陸から韓国を通って日本に来ているわけですから…そうかもしれない。
つまり、「あいつはトンマだ」とかっていうときのアレです。日本語でいうトンマというのは差別用語というより、もっと温かみのある言葉です。ズッコケとかに近いニュアンスでしょう。もっとも、時代劇くらいしか使いませんけどね。
もしそうだとすると、トンマッコルとはトンマな人がいるコル(村)って意味のタイトルかもしれません。
言語文化に詳しい方に教えていただきたいことです。
ところで、先述の町の議員さんの町…。
食い物にされはしないかと…わしは心配しています。
どうやら、県外の資本が入って観光地として開発するようなのです。
何もなくていい。トンマッコルのように心を癒してくれる自然があればいい。
観光地化と称して、日本各地どこへ行っても似たり寄ったりっていうのは疑問を感じる。
自分勝手な意見ですが、より美しく素朴で…心がほっこりする町であってほしい気もするのです。
人は誰でも、長所と短所を持っています。でも、自分では短所と思っていたことが他の人から見たら長所ってこともありますよね。それはおそらく…町にもいえるのではないでしょうか。
http://www.xinhua.jp/rss/382090/
感じる心があれば、普段観慣れているものでも…美しく新鮮に観ることができるということですよね。
DVDラベル=トンマッコルへようこそ