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山の教室に行くもエ~ガね

わしは寄る辺のない旅をしてきたのかもしれない。
東京に来て50年くらいになる。途方もない長さだ。でも…よく夢を見るのに、東京が舞台にはならないのだ。


[アップリンク吉祥寺]で予告を観たときから気になっていた。その映画、『ブータン 山の教室』を[TUTAYA]で見つけた。
ブータン王国の作品のはずだが、監督とか…よくわからない。

ブータンの首都ティンプー。といっても人口10万くらいだが、主人公ウゲンはそこで教師をしている。やる気のない彼に対して、役場はルナナ村行きを要請する。国民総幸福量によって、皆が教育を受けるのだ。

ルナナ村には…ガサという人口450人の町までバスで行って、そこから8日間も山道を歩いていくのだ!
これはもう山岳映画だ。わしも登山をしていたのだが、思い出される場面がいくつもあった。

田舎では…わしもこんな感じだったな。一応、電気は来ていたが水道はなかった。車なんて、ほとんど見たことがなかったもんね。
便利になって…発展して何を得て、何をなくしたんだろうね。

辿り着いたルナナ…そこは人口56人の村で、標高4800メートルの秘境。いや、僻地だ。
学校と呼ばれる建物で、我慢の限界の主人公ウゲンは「もう無理だ。帰る…」といいだす。
しかし、そこでは純真なキラキラした目の…いじらしい子どもたちが先生を待っていたのだ。

わしは原語のゾンカ語+英語の日本語字幕版で観て、日本語吹き替え版でも観た。つづけて2回観たのだ。
もう、アメリカのド派手なヒーローものとかはいらないという気分になったね。

『ブータン 山の教室』を観て…思った。ラストは邦画の『ウッドジョブ』みたいになるんだろうか。それは想像するしかない。
幸せそうな現地の子どもたち。映画が終わっても、頭の中で“ヤクに捧げる歌”が響いていた。

日本とDNAでもつながるといわれるブータン。幸せの王国。行ってみたいな。

https://youtu.be/tjm0VdQiOFE


わしはこれまで、寄る辺のない旅をしてきたに違いない。
よく夢を見るのに、東京が舞台にはならない。わしの心の底では…田舎が息づいているのだろう。
幸せが満ち足りている。


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