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DUNEに陶酔するもエ~ガね

これぞ、映画館で観るべき映画だろう。わしは公開されてすぐに観た。『DUNE/デューン 砂の惑星』のことだ。
この映画を何年も待ったからね。IMAXで観た。IMAXは横長の通常の画面に比べると正方形に近い。つまり、昔のテレビの画面の比率。それの上下をカットして…通常の画面にしている。

ポスターのDUNEの文字。これでデューンと読めるのかというほどの斬新さ。まるで『メッセージ』の丸文字みたいだ。

西暦1万190年。アトレイデス家は皇帝より、アラキス=別名デューンという惑星の統治を命じられる。メランジという香料が産出される砂の惑星。しかし、そこには宿敵のハルコンネン家が…。
まるで中世のヨーロッパ調だ。コンピュータとかを越えてそういう未来が来ている。もっとも原作は半世紀も前に書かれたのだ。

その昔、フランク・ハーバートの原作小説を読んだ。監督のドゥニ・ヴィルヌーヴは原作に忠実に表現している。原作愛がある。と思うが、映画では心模様などの説明がない。小説では生態系などがながながと書かれていた。それを想像するのが観る者の喜びだが、何も知らないで初めて観て…わかるかなぁ。用語とか難しいからなぁ。

デヴィッド・リンチ監督の『デューン 砂の惑星』もあった。アレを観ておくといいかもしれない。
ホドロフスキー監督も挑んだようだが、わしは詳しいことは知らない。でも、確かあのときの企画が後の別の映画制作に発展したんだよね。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のは決して派手という映画ではない。ただ、不自然さがない。自然なのだ。
でもだからこそ、そこにいると感じさせてくれる。深く重く…壮大な宇宙を感じさせてくれる。映像で伝えてくれる。きっと本物なのだ。
そこがこの監督作品の好きなところだ。

エキゾチックなハンス・ジマーの音楽がいい。時間感覚というか、宇宙に根ざしていると感じるのも…この音楽のせいもあるだろうね。

俳優陣が皆、すばらしい。主人公であるアトレイデス家の後継者ポール役のティモシー・シャラメ。その瑞々しさ。母親のレディ・ジェシカを演じるレベッカ・ファーガソンは修道会ベネ・ゲセリットの者なのだ。わしはレベッカのファン。“ボイス”にしても派手ではない。
そして、ポールが兄のように慕うダンカンにジェイソン・モモア。彼のアクションがよかった。

トンボみたいな羽ばたき飛行船もいいね。オーニソプターっていうのかな。アレ、1台ほしい。ほんとに。
そして、あの巨大なサンドワーム…。ミミズがいる土地は肥えるという。サンドワームはミミズからの発想かもしれない。
そしてそして、現地人フレメンのチャニに扮するゼンデイヤ。この映画、女性の比重が大きくなってる。彼女の活躍は続編を待つしかない。

2の制作が決まった。『DUNE/デューン 砂の惑星』パート2の制作が決定したのだ。
また美しい砂漠が観られる。美術が観られる。ポールの目も青くなっているだろう。リンチ版でスティングが演じたフェイド役を誰がやるのか…。
再来年が楽しみだ!

https://youtu.be/OroG1lNBvcg

その頃には…わしの中山道歩きも終わっているに違いない。


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