シン・エヴァンゲリオンを観るもエ~ガね
西荻窪で仕事仲間と呑んだ。映画の話をした。
驚いたことに、その人は『明日に向かって撃て』『スティング』『ゴッドファーザー』等々しか観たことがないという。確かに名作だけど…。
そんなんだから、当然『シン・エヴァンゲリオン劇場版』も彼は知らなかった。語ろうとするわしを…どうでもいいようにあしらった。この業界にいるのに? わしより若いのに?
とはいえ、わしにもこの映画のことは…腑に落ちないところがある。だから、書けなかった。
わしは…最初の「新世紀エヴァンゲリオン」のテレビアニメは熱心に観ていなかった。だから、DVDで映画の『:序』『:破』『:Q』の3本を観てから映画館に行った。
圧倒的なスケールの映像に驚き、心動かされた。でも、わしはよくわかっていない…気がする。巻き込まれ、突き動かされただけかもしれない。
わかりやすく大団円になっていたという声は聞かれるが…。いや、実際そうだとは思うのだが…。
わからないけど…わかる。そんな感覚だった。
父親に愛されないシンジ。子を愛せない親のゲンドウ。子どもに大役を任せる大人。壮大な親子ゲンカか。そこにはイビツな親子関係がある。
キャラが多い。ロボットのエヴァに乗る戦士たちも、女性が多いんだよな。戦友たちが戦っていると、言葉は聴き取れないし、激しく動くから誰だかわかりにくい。などと思うのはきっと…ヤボなんだろう。
ミサトもアスカもよかったが、わしとしてはアヤナミレイ(仮称)が特によかったな。心に沁みた。ポカポカする。あ、それはテレる。セツない。
彼女の田植え姿が忘れられない。あの第3村だが、絵を描くために実際にミニチュアを作ってるんだね。特撮みたいに。
実写みたいにリアルだよね。でも、特撮的だね。『シン・ゴジラ』の影響もあるのかな。
逆に、『ラブ&ポップ』など実写映画では軽さを感じたりもした。実写とアニメの境界壁はさらに薄くなった。そうか…実写映画ではカメラを動かせるが、アニメでは絵を動かすしかなかったか。
現実にあるもの、ないもの、過去にあったものがゴッチャになっていたりする。奇妙な世界だった。
それにしても、“使徒”とは何だろう。アダムとエヴァ? 裏宇宙? 人類創生に関わるような説明はあった気はするが…よくわからない。ちゃんと観てないんだろうな。
脳の…普段使っていないところで観ていたのかもしれない。キャラは皆、病的なほどに細い。身体のラインがセクシーだ。貞本義行の絵がベースなんだろうか。
絵でいえば、昔のテレビ版に比べて…いや、1作ごとに洗練されてる。恐ろしいほどの情熱。狂気を感じた。
オタクの極みである庵野秀明総監督による壮大な自主SFアニメ映画だった。観る人を選ぶ映画かもしれないけど、歴史的な公開であったことは確かだろうね。記録されるだろうな。もしかすると興行収入100億まで行くかもしれない。
この50年でロボットアニメも…いや、アニメそのものがずいぶんと変わった。でも、わしはそこまでのオタクにはなれてないんだろうと思う。
魂の共鳴…くらいでないとダメなんだろうな。巻き込まれながらも中途ハンパな自分を感じた。わしは…先述の興味を示さなかった人と熱狂的マニアとの中間にいるのかもね。
庵野監督は今日、新宿の劇場で挨拶するんじゃなかったかな。
https://youtu.be/z1klJIyx060
https://youtu.be/3tyYvoIlroM
https://youtu.be/L0f6m-8i660
https://youtu.be/_6_n8KlEqjc
驚いたことに、その人は『明日に向かって撃て』『スティング』『ゴッドファーザー』等々しか観たことがないという。確かに名作だけど…。
そんなんだから、当然『シン・エヴァンゲリオン劇場版』も彼は知らなかった。語ろうとするわしを…どうでもいいようにあしらった。この業界にいるのに? わしより若いのに?
とはいえ、わしにもこの映画のことは…腑に落ちないところがある。だから、書けなかった。
わしは…最初の「新世紀エヴァンゲリオン」のテレビアニメは熱心に観ていなかった。だから、DVDで映画の『:序』『:破』『:Q』の3本を観てから映画館に行った。
圧倒的なスケールの映像に驚き、心動かされた。でも、わしはよくわかっていない…気がする。巻き込まれ、突き動かされただけかもしれない。
わかりやすく大団円になっていたという声は聞かれるが…。いや、実際そうだとは思うのだが…。
わからないけど…わかる。そんな感覚だった。
父親に愛されないシンジ。子を愛せない親のゲンドウ。子どもに大役を任せる大人。壮大な親子ゲンカか。そこにはイビツな親子関係がある。
キャラが多い。ロボットのエヴァに乗る戦士たちも、女性が多いんだよな。戦友たちが戦っていると、言葉は聴き取れないし、激しく動くから誰だかわかりにくい。などと思うのはきっと…ヤボなんだろう。
ミサトもアスカもよかったが、わしとしてはアヤナミレイ(仮称)が特によかったな。心に沁みた。ポカポカする。あ、それはテレる。セツない。
彼女の田植え姿が忘れられない。あの第3村だが、絵を描くために実際にミニチュアを作ってるんだね。特撮みたいに。
実写みたいにリアルだよね。でも、特撮的だね。『シン・ゴジラ』の影響もあるのかな。
逆に、『ラブ&ポップ』など実写映画では軽さを感じたりもした。実写とアニメの境界壁はさらに薄くなった。そうか…実写映画ではカメラを動かせるが、アニメでは絵を動かすしかなかったか。
現実にあるもの、ないもの、過去にあったものがゴッチャになっていたりする。奇妙な世界だった。
それにしても、“使徒”とは何だろう。アダムとエヴァ? 裏宇宙? 人類創生に関わるような説明はあった気はするが…よくわからない。ちゃんと観てないんだろうな。
脳の…普段使っていないところで観ていたのかもしれない。キャラは皆、病的なほどに細い。身体のラインがセクシーだ。貞本義行の絵がベースなんだろうか。
絵でいえば、昔のテレビ版に比べて…いや、1作ごとに洗練されてる。恐ろしいほどの情熱。狂気を感じた。
オタクの極みである庵野秀明総監督による壮大な自主SFアニメ映画だった。観る人を選ぶ映画かもしれないけど、歴史的な公開であったことは確かだろうね。記録されるだろうな。もしかすると興行収入100億まで行くかもしれない。
この50年でロボットアニメも…いや、アニメそのものがずいぶんと変わった。でも、わしはそこまでのオタクにはなれてないんだろうと思う。
魂の共鳴…くらいでないとダメなんだろうな。巻き込まれながらも中途ハンパな自分を感じた。わしは…先述の興味を示さなかった人と熱狂的マニアとの中間にいるのかもね。
庵野監督は今日、新宿の劇場で挨拶するんじゃなかったかな。
https://youtu.be/z1klJIyx060
https://youtu.be/3tyYvoIlroM
https://youtu.be/L0f6m-8i660
https://youtu.be/_6_n8KlEqjc