僕の大事なコレクションにするもエ〜ガね
DVDで観た『僕の大事なコレクション』の話をしましょう。
http://matome.naver.jp/odai/2137107451227253801/2137113194451726203
まず、タイトルバックに流れる…懐かしく哀愁に満ちた音楽に引き込まれました。
過去は過去にすぎないのか。そんな言葉から、この奇妙な映画は語られるのです。その瞬間、わしはこの映画が好きになると思いました。映画はだいたい、最初の3分くらいのイントロを観ればわかる…というか、決まりますよね。
主演は『ロード・オブ・ザ・リンク』のイライジャ・ウッド。脚本と監督は…驚いたことにリーヴ・シュレイバーという性格俳優です。いろんな映画に出てますよ。これが初監督作みたいですね。2005年の作品です。
ジョナサン・サフラン・フォアの小説が原作で、イライジャ・ウッドがその作者の役ということなのです。 小説とはいっても、自伝的な要素もあるのでしょう。
主人公のジョナサンは、小さいころから家族にまつわる品をコレクションするのが趣味の変わった青年。部屋の壁中にコレクションを貼付けています。
余談ですが、わしも子どものころはお土産をもらったりすると、その袋とかをコレクションしてました。他の人から見れば、ただのゴミだったでしょうけどね(笑)。
わしのことはともかく、ジョナサンはコレクションの1枚の古い写真に秘められた記憶を求めて、先祖の地ウクライナ(今は情勢が不安定な…あの国)を旅するのです。通訳兼ガイドの青年(ユージーン・ハッツ)とその祖父(ボリス・リスキン)と一緒に…。
最初はコメディかと思いましたよ。基本的にはルーツ探しのロードムービーですね。
記憶の奥底に埋もれるものは何でしょう。記憶は老人の玩具に過ぎないのでしょうか。いや、過去の上に今があるはずなのです。心の奥底にあって、今に光を与えるものこそが記憶ではないでしょうか。ゆえに、記憶は…過去は大事なものなのです。
そういう感じの映画ですね。これ以上は書かないほうがいいかな。
あまり一般向きの映画ではありません。ですからお薦めはしません。でも、いい映画です。興味があればご覧ください。
といいますか、この映画を観た人はほとんどいないでしょうねぇ。
わしは映画を観ながら「わしだったらどんなふうにつくるだろう」とかって考えてしまうクセがあります。この『僕の大事なコレクション』を観て、「わしもこんな映画をつくりたいな」なんて思いました。
こうして書いている映画はぜんぶ…わしにとっての大事な宝物、コレクションですのぅ。
ところで、DVDに付いていた特典映像も観ました。そこには未使用の映像があったんですよ。オープニングとエンディングのお金のかかった別バージョン。でも、その映像は使用しなくて正解だったと思う。 なぜなら、せっかく地味に小さく温かくまとまってるのが豪華になるとピントがボケてしまうからです。
千利休が茶室に花を生けて豊臣秀吉を迎えるとき、外にある同じ花をすべて摘み取ったという話があります。その話を思い出しました。つまり、映画での編集の大事さを痛感したのでした。
ウクライナの美しくのどかな田園風景が出てきたせいなのか…鶴瓶が医者の役を演じた西川美和監督による『ディア・ドクター』をなぜか思い出したりもしたのぅ。
しみじみ思う。今日という日は、これからの人生のスタート日…。そんな気持ちで生きたいものですのぅ。
かくいうわしゃ…のぅといえる日本人じゃけんのぅ(笑)。
http://matome.naver.jp/odai/2137107451227253801/2137113194451726203
まず、タイトルバックに流れる…懐かしく哀愁に満ちた音楽に引き込まれました。
過去は過去にすぎないのか。そんな言葉から、この奇妙な映画は語られるのです。その瞬間、わしはこの映画が好きになると思いました。映画はだいたい、最初の3分くらいのイントロを観ればわかる…というか、決まりますよね。
主演は『ロード・オブ・ザ・リンク』のイライジャ・ウッド。脚本と監督は…驚いたことにリーヴ・シュレイバーという性格俳優です。いろんな映画に出てますよ。これが初監督作みたいですね。2005年の作品です。
ジョナサン・サフラン・フォアの小説が原作で、イライジャ・ウッドがその作者の役ということなのです。 小説とはいっても、自伝的な要素もあるのでしょう。
主人公のジョナサンは、小さいころから家族にまつわる品をコレクションするのが趣味の変わった青年。部屋の壁中にコレクションを貼付けています。
余談ですが、わしも子どものころはお土産をもらったりすると、その袋とかをコレクションしてました。他の人から見れば、ただのゴミだったでしょうけどね(笑)。
わしのことはともかく、ジョナサンはコレクションの1枚の古い写真に秘められた記憶を求めて、先祖の地ウクライナ(今は情勢が不安定な…あの国)を旅するのです。通訳兼ガイドの青年(ユージーン・ハッツ)とその祖父(ボリス・リスキン)と一緒に…。
最初はコメディかと思いましたよ。基本的にはルーツ探しのロードムービーですね。
記憶の奥底に埋もれるものは何でしょう。記憶は老人の玩具に過ぎないのでしょうか。いや、過去の上に今があるはずなのです。心の奥底にあって、今に光を与えるものこそが記憶ではないでしょうか。ゆえに、記憶は…過去は大事なものなのです。
そういう感じの映画ですね。これ以上は書かないほうがいいかな。
あまり一般向きの映画ではありません。ですからお薦めはしません。でも、いい映画です。興味があればご覧ください。
といいますか、この映画を観た人はほとんどいないでしょうねぇ。
わしは映画を観ながら「わしだったらどんなふうにつくるだろう」とかって考えてしまうクセがあります。この『僕の大事なコレクション』を観て、「わしもこんな映画をつくりたいな」なんて思いました。
こうして書いている映画はぜんぶ…わしにとっての大事な宝物、コレクションですのぅ。
ところで、DVDに付いていた特典映像も観ました。そこには未使用の映像があったんですよ。オープニングとエンディングのお金のかかった別バージョン。でも、その映像は使用しなくて正解だったと思う。 なぜなら、せっかく地味に小さく温かくまとまってるのが豪華になるとピントがボケてしまうからです。
千利休が茶室に花を生けて豊臣秀吉を迎えるとき、外にある同じ花をすべて摘み取ったという話があります。その話を思い出しました。つまり、映画での編集の大事さを痛感したのでした。
ウクライナの美しくのどかな田園風景が出てきたせいなのか…鶴瓶が医者の役を演じた西川美和監督による『ディア・ドクター』をなぜか思い出したりもしたのぅ。
しみじみ思う。今日という日は、これからの人生のスタート日…。そんな気持ちで生きたいものですのぅ。
かくいうわしゃ…のぅといえる日本人じゃけんのぅ(笑)。