ゼロ・グラビティでグラグラになるもエ〜ガね!
「ネコ爺のウダウダ映画日記」へようこそ!
最初にお断りしておきます。
日記と銘打ってはいるものの…日記とはいえないでしょうね。
その実、大昔に観た映画やその関連話を月に数回のペースでウダウダ書こうと思っているのです。
映画はその頃の思い出を連れてくるし、その反対もあるでしょう。源流を遡り探求しようするのは…わしの趣味です。温故知新というとこかな。
古いヤツだとお思いでしょうが、本当に古いんです(笑)。
とはいえ、大昔の映画ばかりでは化石掘りになってしまう。なので、たまには新作を取り上げることにしましょう。
というわけで、1回目はアルフォンソ・キュアロン監督・脚本の『ゼロ・グラビティ』なのです。まさに、ゼロからのスタートですね。
信頼する友人の高評価もあったのですが、アルフォンソ・キュアロンといえば、わしの好きな『トゥモロー・ワールド』の監督です。いそいそと観てきました。感想を書きましょう。
ただし、新しい映画の場合はマナーとして、予告編で触れている範囲くらいしか書くことができません。
『ゼロ・グラビティ』は宇宙を舞台にした映画で、タイトルは無重力の意味です。
宇宙船エクスプローラー号の船外で作業する女性のライアン・ストーン博士は緊張している。でも、ベテランのマットともうひとりはゆとりで遊び心いっぱい。
そこへ、他国から…老朽化した衛星を爆破したための破片、つまり宇宙ゴミが飛んでくる。晴れときどきゴミ…なんていってる場合じゃない。宇宙に孤立することになる主人公。と、いわばサバイバル映画ですね。
ちょっこし苦手なCGてんこ盛り。しかも3Dなのです。
しかし、この映画はCGも3Dも、表現の道具としてうまく活かしていると感心しました。
鼻に何か詰めて、酸欠状態で観ればモアベターだったかもしれない…なんてね。
宇宙には酸素がない。重力がない。音もない。そこは真っ暗闇の…死の世界。
そこに投げ出された者だけが感じる恐怖。漂う感覚。それらが疑似体験できるのです。見事な映像体験でした。
そして、映像体験といえば『2001年宇宙の旅』さえも思い出させたのです。
特に、音のない表現が好きです。
普通、映画は音楽で盛り上げるでしょ? ところが、この映画では逆にサイレントになったりする。音のない宇宙ですからね。それによって映像がダイレクトに入ってくる。美しい映像がまるで哲学するように心に染み入り、しかも底知れず…怖い。
目の前にある死…。絶望と感動。そこから生きる希望を見いだすわけですが、これ以上は劇場でご確認ください。
『ゼロ・グラビティ』はほとんどふたりしか出てこないんです。サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーですが、主演俳優決定までには紆余曲折あったようですね。そういえば、サンドラ・ブロックは『スピード』では暴走するバスの中で顔を引きつらせる乗客役でした。こういう役が似合うのでしょう。
正直いいますと、観終わって席を立つ際…わし、足もとがグラついたんですよ。重力不在の宇宙を漂う感覚が染ったのかもしれない。それとも、加齢によるもの…? いや、それは考えないことにしましょう(笑)。
わしの身にも昨年、生きているんだってことを実感する大きな出来事がありました。
でも、それについてはまた改めて…。
DVDラベル=ゼロ・グラビティ
宇宙での日の出
最初にお断りしておきます。
日記と銘打ってはいるものの…日記とはいえないでしょうね。
その実、大昔に観た映画やその関連話を月に数回のペースでウダウダ書こうと思っているのです。
映画はその頃の思い出を連れてくるし、その反対もあるでしょう。源流を遡り探求しようするのは…わしの趣味です。温故知新というとこかな。
古いヤツだとお思いでしょうが、本当に古いんです(笑)。
とはいえ、大昔の映画ばかりでは化石掘りになってしまう。なので、たまには新作を取り上げることにしましょう。
というわけで、1回目はアルフォンソ・キュアロン監督・脚本の『ゼロ・グラビティ』なのです。まさに、ゼロからのスタートですね。
信頼する友人の高評価もあったのですが、アルフォンソ・キュアロンといえば、わしの好きな『トゥモロー・ワールド』の監督です。いそいそと観てきました。感想を書きましょう。
ただし、新しい映画の場合はマナーとして、予告編で触れている範囲くらいしか書くことができません。
『ゼロ・グラビティ』は宇宙を舞台にした映画で、タイトルは無重力の意味です。
宇宙船エクスプローラー号の船外で作業する女性のライアン・ストーン博士は緊張している。でも、ベテランのマットともうひとりはゆとりで遊び心いっぱい。
そこへ、他国から…老朽化した衛星を爆破したための破片、つまり宇宙ゴミが飛んでくる。晴れときどきゴミ…なんていってる場合じゃない。宇宙に孤立することになる主人公。と、いわばサバイバル映画ですね。
ちょっこし苦手なCGてんこ盛り。しかも3Dなのです。
しかし、この映画はCGも3Dも、表現の道具としてうまく活かしていると感心しました。
鼻に何か詰めて、酸欠状態で観ればモアベターだったかもしれない…なんてね。
宇宙には酸素がない。重力がない。音もない。そこは真っ暗闇の…死の世界。
そこに投げ出された者だけが感じる恐怖。漂う感覚。それらが疑似体験できるのです。見事な映像体験でした。
そして、映像体験といえば『2001年宇宙の旅』さえも思い出させたのです。
特に、音のない表現が好きです。
普通、映画は音楽で盛り上げるでしょ? ところが、この映画では逆にサイレントになったりする。音のない宇宙ですからね。それによって映像がダイレクトに入ってくる。美しい映像がまるで哲学するように心に染み入り、しかも底知れず…怖い。
目の前にある死…。絶望と感動。そこから生きる希望を見いだすわけですが、これ以上は劇場でご確認ください。
『ゼロ・グラビティ』はほとんどふたりしか出てこないんです。サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーですが、主演俳優決定までには紆余曲折あったようですね。そういえば、サンドラ・ブロックは『スピード』では暴走するバスの中で顔を引きつらせる乗客役でした。こういう役が似合うのでしょう。
正直いいますと、観終わって席を立つ際…わし、足もとがグラついたんですよ。重力不在の宇宙を漂う感覚が染ったのかもしれない。それとも、加齢によるもの…? いや、それは考えないことにしましょう(笑)。
わしの身にも昨年、生きているんだってことを実感する大きな出来事がありました。
でも、それについてはまた改めて…。
DVDラベル=ゼロ・グラビティ
宇宙での日の出