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リバー・ランズ・スルー・イットが美しくてエ~ガね

わしには4つ違いの弟がいる。『リバー・ランズ・スルー・イット』を観て…思い出した。
田舎の家の近くに小さな川があった。子ども頃、そこでよく弟と釣りをしたものだ。オイカワという美しい魚を追い求めた。あのせせらぎ。わしらは水の流れのとりこだった。

ロバート・レッドフォード監督の『リバー・ランズ・スルー・イット』は家族の映画だ。タイトルは「そこを通って流れる川」というような意味らしい。
モンタナといってたから、場所はロッキー山脈やグレートプレーンズ草原があるあたりだろう。原作はノーマン・マクリーンの「マクリーンの川」らしい。

そこは自分だけの世界。魂の場所。父の教えでは宗教とフライ・フィッシングの間に境界線はなかったという。父の手ほどきを受けるノーマンとポール。四拍子で糸を投げ入れる。自然界の神のリズムだ。

老いた兄…ノーマンが川で釣りをしながら追想する。父が教会でいったあの言葉。完全に理解することはできない。でも、完全に愛することはできる。思いは溶け合いひとつになり、川は流れる。
牧師だった父のことを思う。母のことを、そして(ブラッド・ピット演じる)弟ポールのことを…。

釣りのシーンが美しい。川が美しい。人生もまた同じように…。

釣り器具のリールが見つからないとき、弟と♪誰かリールを知らぁないかぁ♪と「上海帰りのリル」を唄ったもんだ。
時が過ぎても、わしはこの映画を忘れない。弟とオイカワを求めた子ども時代の思い出とともに…。

https://youtu.be/sgciiMl66ak

『リバー・ランズ・スルー・イット』のナレーションは監督自身が担当している。
余談だが、ロバート・レッドフォード監督は…ブラッド・ピットが若き日の自分に似ていたので彼を選んだんだろうな。

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