2を観てイコライザーを思うもエ~ガね
音楽でいうところのイコライザーとは音の均一だか、高低を調整するものらしい。
映画では弱きを助け、悪を挫く。わしは「必殺仕置人」みたいな『イコライザー』が好きだった。というより、知的で寡黙なデンゼル・ワシントンが好きなんだろうな。クロエ・グレース・モレッツも出ていたしね。
アメリカのテレビドラマで「ザ・シークレット・ハンター」というのがあり、それの映画化だったようだ。デンゼル・ワシントンは製作も兼ねていて、監督は『イコライザー』も続編『イコライザー2』もアントワーン・フークアだ。
https://youtu.be/pJ2HQD18reA
『イコライザー2』を観た。カメラワークがすばらしい。さすがだ。
『2』だけを観ても大丈夫だけど、その前にやっぱり『イコライザー』を観るほうがいいと思う。主人公マッコール(=イコライザー)のことがよくわかる。
マッコールは学校の先生か宣教師みたいに若い人に助言を与える。『イコライザー』ではクロエ扮する少女娼婦のアリーナに「望めば、なりたい自分になれるんだよ」と諭していた。彼女はあれからどうしただろう。
『2』でもマイルズという青年に「悪の道に進むな。君には絵の才能がある。それを信じろ」みたいなことをいってた。困っている人がいたら放っておけない。温かくやさしい人なのだ。
1作目ではホームセンター職員。2作目ではタクシードライバーに職業替えしていた。
でも、このおじさん、普段はやさしいが怒るとメチャ怖い。大人の悪人には容赦しない。瞬殺するのだ。身近な道具を使って…。
実はマッコールは元CIAの凄腕特殊工作員だったのだ。
『2』で、自殺に見せかけた殺人事件が発生する。
『イコライザー』でも理解を求めるために会っていた元女性上司スーザンが殺される。
マッコールは常に、瞬殺の前に猶予を与える。でも、このときはそれをしない。ばかりか「一度しか殺せないのが残念だ」とさえいう。怖い。決して許さない。彼の怒りの大きさは自然描写でも表現される。どうやって撮影したのかと思ったが、怒涛のようにハリケーンが襲う。
『イコライザー』では5人を殺されて、解決するために刺青男が派遣される。刺青男が裸でのけぞった下に…夜の街が重なるというシーンがあった。まるで悪魔の降臨のように…。
『2』ではそれに匹敵するのが、主人公の内面の怒りと重なるハリケーンかもしれない。
テルミット反応というのかな、よくわからないが粉末爆弾とかも出ていた。でも、1作目のホームセンターにある道具を使って…というほうが愛着があったかな。
『2』では妹を捜す老人とかも出てくるが、ちょっとまとまりが悪い印象も持った。スケールアップした分、全体が見えないし…。
そういう意味ではどっちかといえば、わしは1作目の『イコライザー』のほうが好きかな。
チラッとしか出なかったが、『2』でのマイルズの描いた壁画はよかったな。彼は母親に「描いてて落ちて怪我をした」とかっていったのかもしれない。広がりというか…そういう想像をさせてくれるところが好きだった。
正義の執行といっても、マッコールのやってることは殺人だ。でも、そこが自警(ヴィジランティズ)もの映画だし、荒唐無稽さもデンゼル・ワシントンの渋い演技だからこそ納得させられる。さすがだ。
アクションがないときはどこまでも寡黙で静謐。ひとり読書が似合うデンゼル・ワシントンなのだ。
身体と知力と心…。いいね。
映画では弱きを助け、悪を挫く。わしは「必殺仕置人」みたいな『イコライザー』が好きだった。というより、知的で寡黙なデンゼル・ワシントンが好きなんだろうな。クロエ・グレース・モレッツも出ていたしね。
アメリカのテレビドラマで「ザ・シークレット・ハンター」というのがあり、それの映画化だったようだ。デンゼル・ワシントンは製作も兼ねていて、監督は『イコライザー』も続編『イコライザー2』もアントワーン・フークアだ。
https://youtu.be/pJ2HQD18reA
『イコライザー2』を観た。カメラワークがすばらしい。さすがだ。
『2』だけを観ても大丈夫だけど、その前にやっぱり『イコライザー』を観るほうがいいと思う。主人公マッコール(=イコライザー)のことがよくわかる。
マッコールは学校の先生か宣教師みたいに若い人に助言を与える。『イコライザー』ではクロエ扮する少女娼婦のアリーナに「望めば、なりたい自分になれるんだよ」と諭していた。彼女はあれからどうしただろう。
『2』でもマイルズという青年に「悪の道に進むな。君には絵の才能がある。それを信じろ」みたいなことをいってた。困っている人がいたら放っておけない。温かくやさしい人なのだ。
1作目ではホームセンター職員。2作目ではタクシードライバーに職業替えしていた。
でも、このおじさん、普段はやさしいが怒るとメチャ怖い。大人の悪人には容赦しない。瞬殺するのだ。身近な道具を使って…。
実はマッコールは元CIAの凄腕特殊工作員だったのだ。
『2』で、自殺に見せかけた殺人事件が発生する。
『イコライザー』でも理解を求めるために会っていた元女性上司スーザンが殺される。
マッコールは常に、瞬殺の前に猶予を与える。でも、このときはそれをしない。ばかりか「一度しか殺せないのが残念だ」とさえいう。怖い。決して許さない。彼の怒りの大きさは自然描写でも表現される。どうやって撮影したのかと思ったが、怒涛のようにハリケーンが襲う。
『イコライザー』では5人を殺されて、解決するために刺青男が派遣される。刺青男が裸でのけぞった下に…夜の街が重なるというシーンがあった。まるで悪魔の降臨のように…。
『2』ではそれに匹敵するのが、主人公の内面の怒りと重なるハリケーンかもしれない。
テルミット反応というのかな、よくわからないが粉末爆弾とかも出ていた。でも、1作目のホームセンターにある道具を使って…というほうが愛着があったかな。
『2』では妹を捜す老人とかも出てくるが、ちょっとまとまりが悪い印象も持った。スケールアップした分、全体が見えないし…。
そういう意味ではどっちかといえば、わしは1作目の『イコライザー』のほうが好きかな。
チラッとしか出なかったが、『2』でのマイルズの描いた壁画はよかったな。彼は母親に「描いてて落ちて怪我をした」とかっていったのかもしれない。広がりというか…そういう想像をさせてくれるところが好きだった。
正義の執行といっても、マッコールのやってることは殺人だ。でも、そこが自警(ヴィジランティズ)もの映画だし、荒唐無稽さもデンゼル・ワシントンの渋い演技だからこそ納得させられる。さすがだ。
アクションがないときはどこまでも寡黙で静謐。ひとり読書が似合うデンゼル・ワシントンなのだ。
身体と知力と心…。いいね。