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タクシードライバーを思い出すもエ~ガね

ビデオもDVDもなかった時代の映画は埋没しているものも多い。
観逃している映画はないかとレンタル店内を歩いていて『白い家の少女』を発見した。ジョディ・フォスターの主演だ。当時、彼女は13か14歳だろう。大人顔負けの…というか、大人を見下したような醒めた物言いが印象に残る。

ジョディといえば、同時期の『タクシードライバー』を思い出す。この映画のことを書いてなかったな。

https://youtu.be/Hvbh2kF_jAM

出だし、モヤモヤと白い煙の中からタクシーが現れる。あの場面が好きだった。
『タクシードライバー』はポール・シュレイダーの脚本で、マーティン・スコセッシの監督作品。主演はロバート・デ・ニーロだった。スコセッシ監督もデ・ニーロも、まだ世間に知られていなかったと思う。

元海兵隊のタクシードライバーのトラビス。孤独な彼は異常なほどの正義感を持っている。現実にそういうタイプの人はいるだろう。怪しげな夜の街をタクシーで流しながら、トラビスは「こんな悪は水洗トイレのように流してしまいたい」と思う。
その気持ちが大統領候補に向かう。デ・ニーロのとりつかれたようなエキセントリックな役づくりがすごい。

そして、ジョディは娼婦アイリスの役だった。子どもなのに大人の世界を知り尽くしたかのような危うい表情。トラビスはそんな彼女を救いたいと考える。そんな内容だった。

現実は映画を越える。実際に越えたのだ。
デ・ニーロの役にあこがれた青年が、ジョディ・フォスターに惚れ込んでしまう。青年は「愛してくれないなら大統領を狙撃する」みたいな手紙をジョディに書いて、ロナルド・レーガン大統領に発砲したのだ。大統領は胸に被弾している。

当時、大学生になっていたジョディ・フォスターだが、どれほどショックだっただろう。自分のファンが大統領暗殺未遂事件を起こしたのだから…自分のせい、みたいに感じたかもしれない。
そんなふうに思ったものだった。彼女が男性不信になっていったのもわかる気がする。

天才子役が大人になって女優になることは難しい。でも、ジョディはその道を歩み…『羊たちの沈黙』のクラリス役がよく知られるところだと思うが、後には監督業にまで進出した。信念の人なのだろう。

わしなどがどう思おうとどうということはないのだが、よかったなと思ったものだった。






マーティン・スコセッシ監督といえば…余談だが、「映画製作に関わっている」という人から連絡が来たことがあった。テレビ業界にいたとかで、以前に一度だけ出版仕事の連絡をもらい…会ったことがある人だ。
「今、マーティン・スコセッシ監督が遠藤周作の原作で映画を撮っていて、それに関わっている」という。監督が日本に来るので[ジブリ美術館]を案内してほしいとか…そんな奇妙な話だった。
ものづくりに対して献身的なんだろうが…よくわからないところもあったので、わしからは連絡しなかった。

何年か後、映画が公開された。『沈黙』というタイトルで…。

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