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そのときは彼によろしく伝えるもエ~ガね

メルヘンかな、ファンタジーというより…。これも青春恋愛ものだろうけどね。『そのときは彼によろしく』のこと。

https://youtu.be/ifwy6Y-LV2g

懐かしく思った。この映画の主人公のように、わしも子どものころは水辺が好きだった。水草とか、小魚とか…。
福永武彦の「廃市」ではないが、いつも水の音がしていた。ずっと川を眺めていた。森の中に小川が流れ込んでいるところを見つけ、そこに池をつくって魚を飼ってたりして…。水槽は高価だったので、そっちに手を出したのは大人になってからだったな。

と、わしのことなんかより、映画のことを書かなくちゃね。
『そのときは彼によろしく』は「いま、会いにゆきます」の市川拓司の小説が原作で、監督は平川雄一朗。

幼なじみの3人が13年後に再会する。回想を交えながら…美しく懐かしく展開する。
ただ、子ども時代の水辺とか古いバスとかに汚れがない。湿気や臭いや影がない。綺麗すぎる。いかにも、美術スタッフがつくりましたって感じ。
もちろん、わざとそうしてるんだろう。映画だから綺麗でいいんだろうけどね。美しい思い出の表現だろうし…。

遠い記憶や夢の中でつながってるという感覚が好きだった。
13年後の現在、主人公(山田孝之)は水草のお店をやってる。水槽の中の水草が神秘的で別世界のように美しい。そこにある人(長澤まさみ)が訪ねてきて…。実は彼女は…。
絵を描いてた子も大人になって画家(塚本高史)らしくなってる。個人的にはケーキ屋の人(国仲涼子)が気になったけどね。

ふと、手塚マンガの「ガラスの脳」を思い出したりもした。
「ガラスの脳」は「眠り姫」をモチーフにした短編で、確か…『リング』の中田秀夫監督が映画にしてたな。

『そのときは彼によろしく』の中で、オニバスの種というのが出てきた。いわゆる蓮だ。50年も芽が出ずに眠ったままだという。映画の設定なのか実際にそうなのか、興味を持った。
通り道にそういう店があったので、今度、聞いてみよう。

懐かしく感じたのは…わしの誕生日だったこともある。何歳だったかはすぐには出てこなかったりもするが、日にちだけは忘れることがない。あたり前かな。
ともかく、この映画は子どものころのことを懐かしく思い出させてくれた。今度、原作も読んでみよう。

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