草原の実験に抗議するもエ~ガね
以前、西荻の居酒屋で、若い奥さんから映画を推薦された。でも、タイトルも何もかも忘れた…。上映後に、観客がスクリーンに駆け寄り抗議の絶叫をしたらしい。そういうことだけを覚えていた。
それを偶然、レンタル屋で見つけた。『草原の実験』という。アレクサンドロ・コットの監督作品。これに違いない。草原…というのだけは何となく覚えていた。
https://youtu.be/t4PaTR2VmL8
舞台はロシアだと思うが、モンゴル平原のようなところの一軒家で、屈強な父親とふたりでつつましく暮らしている少女。おそらく、その草原の村から出たこともないのだろう。その娘の清々しさ…美しさに誘われて観た。いつまでもセリフがない。セリフのない映画だったのだ。でも、草原を渡るそよ風の音やせせらぎや鳥たちの囀りは聴こえる。のどかな映像詩だ。
タルコフスキーの映画を思い出したりもした。
村のどこかに馬に乗った幼馴染がいる。いつしか、青い目の青年も加わる。やがて、“実験”へ…。
予告編以上のことは書かないでおこう。質朴な美少女に魅せられつつ観て、ラストは衝撃を受けた。セリフがない分、伝わってくるものが大きかった。
今は、スクリーンに駆け寄り絶叫した観客の気持ちがよくわかる。
それを偶然、レンタル屋で見つけた。『草原の実験』という。アレクサンドロ・コットの監督作品。これに違いない。草原…というのだけは何となく覚えていた。
https://youtu.be/t4PaTR2VmL8
舞台はロシアだと思うが、モンゴル平原のようなところの一軒家で、屈強な父親とふたりでつつましく暮らしている少女。おそらく、その草原の村から出たこともないのだろう。その娘の清々しさ…美しさに誘われて観た。いつまでもセリフがない。セリフのない映画だったのだ。でも、草原を渡るそよ風の音やせせらぎや鳥たちの囀りは聴こえる。のどかな映像詩だ。
タルコフスキーの映画を思い出したりもした。
村のどこかに馬に乗った幼馴染がいる。いつしか、青い目の青年も加わる。やがて、“実験”へ…。
予告編以上のことは書かないでおこう。質朴な美少女に魅せられつつ観て、ラストは衝撃を受けた。セリフがない分、伝わってくるものが大きかった。
今は、スクリーンに駆け寄り絶叫した観客の気持ちがよくわかる。