『死刑にいたる病』が忘れられない。白石和彌監督の作品はどれも怖い。あまりにも怖くて忘れられないのだ。
『春に散る』もよかった。個人的には…今年、一番好きかもしれない。
主役のボクサーを演じた横浜流星という人を、わしはよく知らなかった。彼がいいね。
彼を指導する佐藤浩市もいい。ふたりが主役なんだろうな。
桜の満開の下で…というシーンがあった。わしもこうありたいもんだね。
『あのこと』を観た。かつてフランスでは…中絶が罪だったという。当人も関わった人も罰せられるのだ。
女子大生の主人公が妊娠を知る。このままでは卒業できない。これぞ地獄。
どうするか。映画はドキュメンタリーのように彼女を追っていくのだ。怖い。男として…直視できない。
主役は『ヴィオレッタ』のときに12歳でデビューしたアナマリア・バルトロメイ。監督はこれが2作目のオドレイ・ディワンだ。