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アバター:WoWが美しくてエ~ガね

新作『アバター』は『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』なので、『アバター:WoW』と表記するらしい。

わしは当然、公開初日に観ている。席が確保できるかと心配したが…それほどでもなかった。そのときの不安は…興行成績3位スタートに表れている。

1作目でスカイ・ピープルのジェイクはナヴィ族となった。今回、ジェイクの家族が6人くらいいるのだが、皆青くて…わしにはその判別がわかりにくかった。

感情移入がしにくいのだ。人間の子だけが目立っていた。
その意味でも…肌の色のバランス的にも1作目のほうがメリハリがきいてたな。

記憶を移し替えるとかあっさりしていたし、というか、導入のあのあたり…わしにはわかりにくかったのだ。
父性とか母性とか、開拓やまるで植民地支配みたいな構成が昔の映画みたいだった。

5作品になる? 観客がついてくるだろうか。いや、5作もつくれるだろうか。不安だ。

『アバター:WoW』の戦いは、1作目の『アバター』と大差ないような気さえしてくる。青い人たちが地球に来るとか、まったく新しいストーリーにしないと観る人たちが飽きないだろうか。漠然とそんな印象を持った。

しかし、すごい。主役は水。海ではないかと思うほどすごい。すごすぎる映画なのは間違いない。いや、これくらいの言葉では足りない。

ジェームス・キャメロン監督はパンドラという新たな惑星を創造したのかもしれない。そういっても過言じゃない。

観た人は誰もがそう思うだろう。見たこともない生物が泳いでいる。地球の海に似ているが…まったく違う世界なのだ。それを堪能すればいい。陶酔すればいいのだ。

だが、この作品を実写映画といえるんだろうか。
俳優がモーションキャプチャーの印を付けて演技をして、それを元にCGアニメーターが映画にしている。驚嘆するほど滑らかだ。1作目を凌駕している。

『アバター』がアニメだとすれば、上位の人気作はすべてアニメということになる。
もう、実写とかアニメとかの分類は意味がなくなるのだろうか。

パソコンの普及によって、紙によるマンガの原画の展示ができなくなってきている。時代の趨勢。映画も似たようなことがいえるのかな。
地元では[TUTAYA]もなくなったし…時代について行けるか不安にもなる。

『アバター:WoW』を字幕の3Dで観たので、文字を追って画面を100%観られなかったかもしれない。吹き替えの3Dで観直してみよう。

https://youtu.be/piZ00vKaLaE

これから先10年、キャメロン作品と付き合うことになりそうだ。

ザリガニの鳴くところに行くもエ~ガね

不安で目が覚める。カイアもこんな気持ちだったんだろうか。

ディーリア・オーエンズ原作の『ザリガニの鳴くところ』を観た。観たあとで長い原作を読みだし、半分近くまで来た。熟読しているのだ。
映画も原作と同じように、殺人事件の起こった今と過去を交互に描く。監督はオリビア・ニューマン。法廷ものというのを最初の段階で見せている。

ミステリーなのだろうが、ピュアな恋愛ものというのも強い。特にわしに原作を読もうと思わせたのはノースカロライナの湿地帯…。そこで育った少女カイア。6歳のときからひとりで生きてる。そこでひとりの少年に出会うのだ。半分読んでもまだ少女時代だ。

テイト少年によって、カイアは言葉を学ぶ。
訳がいいのか、文章表現がすばらしい。プラタナスは秋が来たことを感じ取り、幾千もの金色の葉をきらめかせる。秋の葉は落ちるのではない。飛び立つのだと…。

「世のなかには野生から離れて生きられる者もいれば、生きられない者もいる」という言葉があった。原作にだが、映画にもあったかもしれない。自然描写が克明なのだ。
わしも山奥で生まれ育ったし、小さいころは動植物が友だちだった。だから共感したんだろう。

湿地と沼地は違う。湿地は水が流れる。ともかく、カイアの価値基準…というか生き方のすべては湿原から学んだものだ。学校にも行っていないが学者のように詳しい。“湿地の少女”は絵も上手なのだ。小動物たちをスケッチする。

https://youtu.be/Ge1NH5s6w-U

読み終えたらもう一度『ザリガニの鳴くところ』を観たい。でも、上映は終わっているかもしれないな。ま、それならそれで仕方ない。

ちなみにザリガニは鳴かない。奥深いところの比喩だろう。

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