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JUNK HEADがキモカワでエ~ガね

井の頭公園の桜は今が最盛期。
[アップリンク吉祥寺]で『JUNK HEAD』を観た。ブキミでキモくてカワイクて…よかった。

堀貴秀監督によるストップモーションアニメだ。1コマずつ撮影して、制作に7年かかったという。
『ほしのこえ』の新海誠監督もそうだったが、ひとりで創るという…その創造性と情熱量がすばらしい。いや、もしかすると…ひとりだからこそできたのかもしれない。

堀監督は好きな映画として『不思議惑星キン・ザ・ザ』をあげていた。わしも好きだ。好みが近いということだな。

楽しい。キャラのセンスのよさ。カメラワーク。ディストピア感にあるトボケた笑い。わしはCGより好きだ。
この手のものはデスクワークぽいこじんまりした作品になりがちだが、ずいぶんと空間に広がりがある。グレードも高い。

あまり内容は書けないが、環境破壊によって人類は生殖能力がなくなったらしい。独自に進化した地下生命体を調査するSFなのだ。

https://youtu.be/H9IhR00WF0c

劇場にキャラ人形が展示されていたので、撮影してインスタグラムnekonekogにアップした。
東京の3館に分けて展示してるらしいので、すべて観に行くとしよう。

花束みたいな恋をしたってエ~ガね

わしにとって、この手の恋愛映画を映画館で観るのは初めてかもしれない。ラストになって、これは映画なんだと気づいた。ま、それくらい…ごく普通のカップルの現実の自然な姿だった。

『花束みたいな恋をした』を観るよういってくれたのは美容院で会った人。主演は菅田将暉と有村架純。わしはふたりともファンだった。でも、脚本も監督も、まったく何も知らないで観た。わしにとって、そんな観方は珍しい。

映画は明大前駅から始まり、甲州街道を通り、おそらく京王線のどこか。普通にカラオケや夜の店が出てくる。
中で、たくさんの小説家とかの名前も出てくる。音楽もだ。サブなカルチャーてんこ盛り。重要なアイテムなのだ。でも、わしはほとんどわからなかった。これには驚いた。

映画が終わったとき、わしは今、自分がどこにいるのか…新宿か調布か吉祥寺か、一瞬わからなかった。軽いパニック? 心を持っていかれた? わしにとって、こんなことは…きっと初めてだ。
住居とかの表側からの外観が出てこない。よって、余計に自分の日常の切り取りに感じてしまう。ということかもね。

https://youtu.be/cFrBhxMpMwk

オリジナル脚本は坂元裕二。監督は土井裕泰。
わしは吉祥寺で観たのだが、やはり女子高生風の人が多かったな。オジサンはわしだけだったかもね。マスクに感謝?

これまでこの手の映画を観てこなかったのは、身近に起こりうることをわざわざスクリーンで観たくなかったからだ。と、いうことだろうな。
『はな恋』はおもしろかったというより、人さまの個人情報を共有してしまった、というくすぐるような感覚が新鮮だった。

モラトリアムなままでは生きていけないのか。
個人と社会。趣味=カルチャーとどう向き合うべきか、という大きな問題があったが…あえて、ここでは触れない。


ナイチンゲールが何だかエ~ガね?

『ナイチンゲール』の予告を観て興味を持っていた。それを見つけて、DVDで観た。
脚本・監督はジェニファー・ケント。主演はアイスリング・フランシオン。すごい女優だね。

19世紀、イギリスの植民地オーストラリア。その流刑島に来ていた囚人クレアが、イギリス人将校によってヒドイ目に…。将校は出世のために別の町へ…。
クレアは復讐のために、現地住民の青年を雇い…将校を追う。そう、倍返しのロードムービーなのだ。

『ナイチンゲール』は表向きはクレア個人の復讐劇。だが、現地住民アボリジニとイギリス人のことが根底にある。人種差別、女性蔑視、虐殺。暗く悲しく、残酷な話だ。画面は美しいんだけどね。

https://youtu.be/xcIsRMRpfgw

重く…辛い。わしはもう、この映画は観たくない。二度観しなくても、しっかり記憶に残ってるしね。
それにしても、山ヒルってお腹いっぱいになったら体から落ちるもんなんだね。

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