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アーカイヴがユニークでエ~ガね

やった! 今月3つ目日記だ。安堵…。

アーカイヴとはコンピュータにおいて、データを長期間保存する方法…かな。バックアップに近いかもしれない。

監督はギャヴィン・ロザリーで、イギリス映画だ。
映画『アーカイヴ』では、人間の記憶をロボットに移し替える。3体のロボット(AI)をつくるのだ。
その場所がユニーク。日本の“ヤマナシ”なのだよ。

アシモフの「われはロボット」みたいだが、前のがあとにつくられたのに反応したりする。
とにかく、予測不能なことが起こるのだ。地味だけど、いい感じだね。

https://youtu.be/7YnhZogQOXo

AIを通して人間の存在を問う? 人間はいかなる生物なのか。
よくわからないところもあったけど、そこがスリラーなのかもね。

ある船頭の話もエ~ガね?

まるで…わしが見る夢に似ていた。
『ある船頭の話』の監督はあの…オダギリジョー。主演は船頭役の柄本明。ほか、有名な俳優が客としてたくさん出ている。

船頭のトイチは渡し船に乗った客の話を聞く。傍では橋を建設中。「橋ができれば便利になる」と皆がいう。そこにひとりの少女が…と、ほぼそんな話だ。

時代は明治くらいだろうか。町と村の間に河があり、撮影は新潟の阿賀野川らしいが…そこに船が一艘。舞台はほぼそこだけなのだ。ユニークだね。
画面が綺麗だと思ったら、撮影はクリストファー・ドイルだった。それだけでも観る価値はある。

https://youtu.be/jnOIcEJMW5M

ただ、あの河はかつて…工場排水で病気が起こっている。オダギリジョー監督もそれがいいたかったのかもしれない。

すばらしき世界がすばらしくてエ~ガね

『すばらしき世界』がよかった。『ゆれる』『ディア・ドクター』の西川美和の監督作だ。
佐木隆三の「身分帳」を原作…いや、原案にしている。人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした三上正夫(役所広司)の再生の物語。社会復帰だ。

西川監督の作品は微妙で…深い普通なところを突いてくる。俳優陣が皆、ドキュメンタリーのように自然だ。それぞれの場面をひとつひとつ、丁寧に撮っている。説教臭くはない。

人は誰でも心にトゲを持って、それを丸めて…飲み込んで生きている。三上にはそれができず、吐き出す。子どもみたいだ。狂気と善意性。

きっと、彼はこんなふうにしか生きられなかったんだな。タイトルが出てきたとき、それが…刺さった。観終わった後、普通のすばらしき世界を考えつつ、刺されたままの状態で新宿の街を歩いた。
西川監督って…人間表現が丁寧。かわいい顔してこんなのを突きつけるんだもんなぁ。

https://youtu.be/fBmHNlypE1E

映画化されたことで、佐木隆三の「身分帳」が文庫で再版されたという。映画の時代設定よりも古いようだが、読んでみよう。


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