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ワールド・ウォー Zに負けなくてエ~ガね

今年…ショックだったのは昔の仕事仲間から届いたハガキ。一見して「親が亡くなったので年賀状は失礼する」という喪中の知らせだと思った。反対だった。夢を預けて田舎に帰っていたのだが、高齢の親御さんが息子の死を知らせてくれたのだ…。

今年のウダウダ日記は『コンテイジョン』からスタートしたように記憶する。いや、書いたのは2月だったか。たっくさんの「拍手」をもらった。映画の内容がコロナ禍の状況にソックリで、関心を持った人が多かったのだろう。

月に3つ程度の日記を書いているが、今年ラストのウダウダを同種の映画で締めくくっておこう。『ワールド・ウォー Z』という。スッタモンダの末にできた映画なのかな。製作・主演がブラッド・ピットで、監督はマーク・フォースター。

ブラピ扮する元国連職員が娘を学校に送るために車に乗っていて、異様な渋滞に巻き込まれる。謎の疫病で人間が凶暴化し、人類の存亡が危うくなる。ワールド・ウォー ZのZとは…ゾンビのことなのだ。

ゾンビってずいぶん映画に貢献してるなぁ。何から生まれたんだろう。ブードゥー教とか? 考えてみると、スリラー古典の“猿の手”で蘇った息子だってゾンビだったに違いない。

それはともかく、『ワールド・ウォー Z』のゾンビは…ウイルスによるもの。でも、何なのか、理由がよくわからない。パニック映画なのだ。

少し内容に触れるが、狂暴化してゾンビ化した人間が人間を襲う。そしてどんどんとゾンビになっていく。が、まれに襲われない人間がいる。その人は体内にゾンビが嫌う“何か”を持っているのではないか…。ワクチン開発の研究所でそれを見つけようとする。

https://youtu.be/PzRW10SvbFY

これで終わりではない。戦いはつづく。
チャンスはある。助け合おう。油断するな。始まったばかりだ。



…と、映画はそんな言葉で終わっていた。わしもそう思う。
今、コロナウィルスの変異種が動き出している。
コイツが耐性を持つと大変なことになる。
人類は負けない。わしは負けない。
みんな、がんばろう。
新しい年が来る。

ワンダーウーマン1984が華麗でエ~ガね

『ワンダーウーマン1984』…略して『WW84』。この映画、ガル・ガドットの健康的な魅力を抜きにして語れない。虹色の映画ポスターを観たときから公開を楽しみにしていた。

独特の雰囲気の美人だと思ったら、イスラエルの人だったのか。今後、007ばりのアクション映画やクレオパトラも控えているという。ガルの時代だ。
彼女がクレオパトラを演じることに異議を唱える人もいたが、人種差別なのか。でも、身長が180センチ近いから…つりあう男優がいるかなぁ。

タイトルの1984といえば、ジョージ・オーウェルの「1984年」がある。直接は関係ないかもしれないけどね。とにかく、舞台は1984年だ。
前作の『ワンダーウーマン』とは別物だけど、『ゴースト ニューヨークの幻』的にしっかりとつながっている。

わしは前半が特に好きだ。オープニングなんて、スポーツ・エンターテインメントのSASUKEみたいだもん。いいねぇ。

でも、後半は……。フェイクは信じるなといわれても、もともと映画って虚構の世界だもん。特にこの手の作品はそうだし…みたいに感じてしまった。これもアリなんだろうけど…。
ヴィランはトランプのイメージ? ふーん、そうなのか。チーターには感情移入できなくもなかったけど…。
ん? 今回のわしのコメントは精神世界の追求ではなく、肉体的な視点になってる? なぜだろう。

オマージュとしてなのか、これまでの数々のヒーロー映画を思い出させる。それもアリなんだろうけど…あまりにアリすぎると、何でもできすぎると広がりすぎっていうか…確かなものは肉体だけになっていく。
映画って終わらせ方が難しいよね。

欲望には代償が伴う。スリラーの古典である“猿の手”がベースにあったのが興味深かったな。

この種の映画では女性が華というか…添え者になることが多かった。でも、『ワンダーウーマン1984』では…いや、前作『ワンダーウーマン』からだが、添え者はむしろ男優かもしれない。“ボンドガール”ならぬ“WWボーイ”とかっていわれるようになるかもね。

パティ・ジェンキンス監督による女性側からの映画なのだ。そういう時代なんだな。男が作った社会に切り込む…という側面もあるんだろうな。そうか、この女性監督には『モンスター』もあったんだな。そ、大事なのは自分を信じることだ。

戦う美少女ゲームがそうであるように、この『WW84』では主演女優が華のまま男優以上のバトルをこなしている。

https://youtu.be/aLbz0m_5YO8
https://youtu.be/xahaeSDAlXw

一言でいえば、『ワンダーウーマン1984』は華麗で…カッコいい。ガル・ガドットがね。
コロナも撃退してほしい…!

her に感じるもエ~ガね

『her 世界でひとつの彼女』のことを書いてなかったかもしれない。

電話もできる小型コンピュータがスマホだ。日々のニュース閲覧などで役立っている。
もしも、そのスマホが「どうしたの? 元気ないわね」とか、自分の意志で語りかけてきたら…。
「今月のウダウダ日記はまだふたつよ」とか、「映画タイトルを50音でも探せるように、ウダウダを整理してあげたわよ」とかいうようになったらどうだろうか。

『her 世界でひとつの彼女』は…人間の男がコンピュータの人工知能OSに恋をする話だ。オペレーティングシステムというらしいが、いや、実は…それ以上に重要な問題を提示している気がする。それは“所有”ということについてだ。
あとで内容に触れるのでご注意!

『かいじゅうたちのいるところ』のスパイク・ジョーンズ監督によるSF恋愛映画。主演はあの『ジョーカー』のホアキン・フェニックスで、コンピュータの声をスカーレット・ヨハンソンが演じている。2013年の作品だ。

主人公セオドアはパソコンに向かって、ラブレターの代筆業みたいなことをしている。ある日、最新のOSをインストールする。
普通に話しかけてくるコンピュータに「名前はあるのかい?」と聞く。「サマンサよ。名前の本を読んで自分で決めたの。一冊1秒で読めるわ」とかいう。とにかく、人工知能A.I.は賢い。

サマンサはどんどん学習して、人間を理解していく。
セオドアは離婚問題で悩んでいるが、サマンサは自分に肉体がないことで相手に嫉妬したりもする。OSは悩み考え、セオドアのために、自分の代理の肉体を用意したりもするのだ。
多くの場面がホアキン・フェニックスのひとり芝居と、そこにかぶさるスカーレット・ヨハンソンの声だけ…。

セオドアはそんな人間らしい“彼女”に恋をするのだ。サマンサは“恋人”だ。自分だけのサマンサなんだと思うようになっていく。肉体はなくともいつも傍にいて、精神的につながっていると…。
ピュアだけど、ちょっとキモい話かもね。


あるとき、サマンサが告白する。「私の相手は641人だ」と。「あなただけよ」は本当だが、同時に641人と会話ができるのだと…。わたしはあなただけのものだけど、みんなのものでもある…と。
そうか。考えてみれば当然だよな。パソコンOSの相手が自分ひとりのわけがない。
このとき、映画は突きつけるのだ。“所有する”とはどういうことか…と。
あるいは“共有”についての新しい概念を…。

https://youtu.be/xmkFRwmOzVA

何をもってリアルというのだろう。
精神だけのリアルってあり得ないのか?
この映画は何も所有しない未来図の予告かもしれない。
英国のテレビ番組で「火星年代記」があって、身体さえ持たない火星人がいた。
ここについては思うことがいろいろあって、それをウダウダ書くつもりでいたが…もう、やめておこう。


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