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リトル・ジョーによろしくいうもエ~ガね

[パルコ]の地下にある[アップリンク吉祥寺]で映画を観た。この映画館は他に渋谷と京都にもある。
[アップリンク京都]で観た人から薦められて観たのだ。タイトルを『リトル・ジョー』という。

リトル・ジョーは人に幸福感をもたらす効果がある…らしい。研究者のアリスによって創り出された植物だ。しかし、その真紅の花粉を吸った者に変化が現れる。

一番に思い出したのが、ジャック・フイニイの「盗まれた街」だった。身近な人が…ある日突然、外見は同じなのに別人になっている。豆のサヤの中の物体と…入れ替わっていたのだ。『ボディ・スナッチャー』だけど、これの最初の映画版は怖かったぁ。

植物が人間を襲う『トリフィッドの日』というのもあった。舞台を映画化した『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』というのもあったな。『モンスターズ/地球外生命体』も樹木みたいだった。他にもあると思う。
わしはこういう人間と植物の映画が好きなんだろうな。

日常の中の違和感。ジェシカ・ハウスナー監督の『リトル・ジョー』はどちらかというと怪談のセンスに近いのかもしれない。音楽も和楽器による音色だったし…色彩にも引かれた。でも、少し音楽に頼りすぎかな。

リトル・ジョーは繁殖しないように遺伝子操作されている。しかし、あらゆる生物というものは自らの種を残す道を探る。『ジュラシック・パーク』では繁殖しないように雌ばかりにしていたのに繁殖してたように…。
真っ赤なハッピー。気づいていない幸せ? ここが怖いと思ったし、おもしろいと思ったところだ。

https://youtu.be/NIiMNwH-3hY

オーストリア、イギリス、ドイツの合作映画。なんとかマン的なアメリカ映画に比べると単調で地味だが、こういうのもわるくない。

中国の鳥人を思い出すもエ~ガね

体重70キロだかの人間の大人くらいの鯉が見つかったという。昔、猿人が発見されたというニュースもあったと思う。中国大陸での話だ。何が出てきても不思議じゃないって感じだな。

7年前、中国雲南省の廃坑となった銅山で、コウモリのフンを掃除していた数人が肺炎で死亡したらしい。そのとき、武漢市のウイルス研究所は未知のウイルスを採取していたという。
これは興味深い。そのウイルスが7年かけて…今の新型コロナウイルスに変異したということはないのだろうか。

ふと、昔観た『中国の鳥人』を思い出した。
大都会東京の商社マンが行き詰って、雲南省の“鳥人”伝説を調査探検するという不思議な話だった。
奥深い山村。鳥の人になるための学校があり、そこには青い目の少女がいて…。

椎名誠の原作。三池崇史の監督だが、あのころはソフトな夢追い人だったのかもね。インディーズ系の映画で、主演は本木雅弘。大河ドラマでのマムシの道三役で話題になったモックンだが、こういう仕事を大事にしていたことが後の『おくりびと』にもつながったのかもしれない。

日本人が…都会人がなくした何かがあった。あまりお金もかかってない映画だったが、心に残っている。

https://youtu.be/Vjf_lR7D8mI

ウイルスといえば、“ミーム”を思い出す。文化的遺伝子…。昔、調べてみようとしたことがある。
わしらの身体は遺伝子の入れ物に過ぎないのかもしれない。ときどき、そんなことを思う。



ビューティフル・マインドが美しくてエ~ガね

『奇蹟がくれた数式』を観て『ビューティフル・マインド』を思い出した。
思い出したが…内容が思い出せない。ラッセル・クロウが主役で、おもしろかったことだけは覚えている。
何ということだ。観たのは20年くらい前だったとはいえ、内容を忘れるとは…。
ウダウダ日記に書いたかどうかもわからない。

確認するために、『ビューティフル・マインド』のDVDを借りてきて観た。
そうだ。確かにこうだった、こうだった。おもしろかった。感動的だった。

ロン・ハワードの監督作で、天才数学者ジョン・ナッシュの半生を描いたものだった。奥さん役をジェニファー・コネリーが演じていた。
数学的なところよりも、幻覚が現実を襲う…みたいな場面がサスペンスフルでとてもおもしろかった。エド・ハリスもよかった。大好きな映画だった。

あぁ、それなのにそれなのに、内容を忘れていたってどういうこと?
情けない。あぁ、ショック。わしもそういう歳になったんだなぁ。

https://youtu.be/5Z8p9Dh7uaM


奇蹟がくれた数式が神秘的でエ~ガね

感染者何名とか、得票率何%とか、わしらは数字の中で暮らしている。

神秘的な映画を観た。『奇蹟がくれた数式』というインド人のラマヌジャンの伝記…。監督はマシュー・ブラウン。ロバート・カニーゲルが書いた「無限の天才 夭折の数学者 ラマヌジャン」が原作らしい。主演はデーヴ・パテール。

ラマヌジャンは数学の何かを解いたというレベルじゃなく、数学を創った側の人みたいだ。わしは彼のことを知らなかった。知ってたのは数学者ということくらい。
いや、DVDで観終わった今でも…具体的に何を研究した人なのかがわからない。数学は最も苦手な分野だ。なので、もう一度観ることにする。

https://youtu.be/e4UQrjlS6w8

「正しく見れば、数学は真理だけでなく究極の美を併せ持っている」というハートランド・ラッセッルの言葉から始まる。映画には崇高な祈りがある。

舞台は英国ケンブリッジ大学のトリニティカレッジ。そこに招へいされたラマヌジャン…。
近代数学では初めてのロマンに満ちた発見とか、数学における美しいパターンとかの言葉が出てくるが…わしにはさっぱりわからない。

でも、数字が神秘的で美しいというのはわしなりにわかる気がする。たとえば、2、3、5、7、13、17…という素数。神が創った数だといわれればそうなのかもしれない。
ギリシャ哲学の“イディア”を思い出す。カンペキな神の世界があって、人間はそれを模しているんだという…。

ラマヌジャンはひらめく。女神の声を聴くように、直観で数式を知る。天才とはそういうものだろう。でも、大学側はインスピレーションじゃだめだという。それを一般の人がわかるように証明できなければだめだというのだ。

わしらは日常、感覚的に物事を観て「いいね」とかいっている。でもそれは、これこれの比率、だから人はそれをいいとか美しいと感じることができる…とか、数字に置き換えられるのかも…。根底に数学的な何かがあるのかもしれない。
それを証明というか、分析して説明できなければいけないんだろう、という気もする。AIロボットにそれを教えることができれば…。
いや、それができないのが感覚でもあるんだろうか。

『奇蹟がくれた数式』を観て、そんなことを思った。この映画のことを教えてくれた人に感謝。好きな映画だ。

同じように数学を扱った映画として、『ビューティフル・マインド』『イミテーション・ゲーム』を思い出した。数学人には純粋でユニークな人が多いのかな。
邦画では『博士の愛した数式』というのもあったな。

アホネコのわしには数学はわからないが、併せ持つ美というものはどこかで理解できているのかもしれない。

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