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君がワンダーでエ~ガね

『神様との約束』という“産婆”を扱った邦画があるらしい。それがこの映画に通じるかもしれない。

わしはふたつのレンタル店の会員だが、ひとつの店には『ワンダー 君は太陽』のDVDは置いてもいなかった。人気がないからだろうか。そう思ったが、もうひとつの店で借りてきて…観た。

映画のその子はオギーという。障害…というのとは少し違うかもしれないが、障害を持つ子の親たちをどう表現しているか。それを確認したかった。

https://youtu.be/oFyAFL2OmCo

字幕では“奇跡”という言葉にワンダーとルビをつけている。
ギフテッドというギフトの語源がある。神から与えられた子、選んでその親の元にやってきた…というニュアンスだろうか。親はオギーを奇跡として受け入れている。強く立派な親だ。母親役のジュリア・ロバーツが実質的な主人公じゃないかな。

「君は太陽」という副題は、オギーが家族の中心にいるからだ。皆が彼の周りを回ってる。
手のかからない姉のヴィアは…両親にもっと自分を見てほしい。出ている人が皆よかったが、特にヴィアを演じるイザベラ・ヴィドヴィッチがよかったな。

オギーが夜空を見上げながらいう。「いつか月に行くんだ」と…。
パイロットに憧れる彼の文字通りの夢かと思ったが、もしかすると…自分も誰かの周りを回りたいって意味もあったのかな。

オギーはいう。「ぼくは普通じゃない。でも、世の中に普通の人なんているのかな」と…。
予想通りのところに着地する展開だったものの、観て温かい気持ちになった。


近々、障害を持つ子の家に行く。家族構成が映画と同じだ。わしはそこで何を感じるだろう。
ミニカー好きの彼に特別なプレゼントを用意した。どんな顔をしてくれるだろうな。


あんを考えるもエ~ガね

さぁ、正月ボケから抜け出して、仕事をスタートさせよう。

その前に、薦められて観た映画DVDのことを記録しておこう。河瀬直美監督の『あん』という。
この映画を教えてくれた人に、ただただ感謝。まったく何も知らないで観た。こういう話だったのか。しみじみと…観てよかった。

店長役が永瀬正敏。そこへやってくるのが樹木希林。店に出入りしている女子学生がその孫娘(モックンの娘の伽羅)。親友役で市原悦子も出ていた。

人生に安住などはない。ないからこそ、新鮮な驚きや喜びに出会えるのでは…という気がする。
わしは家族が苦手なのだろうか。でも、もっとも憧れているのも家族かもしれない。
人は皆、愛おしい。生きるってことは…出会いであり、別れでもある。
出演している人のすべてが役に寄り添い…自然でよかった。

https://youtu.be/t4OhrkllRsM

原作はドリアン助川だっけ? 探してみよう。

予告編を載せたが、何も観ないで、何も聞かないで、ただ観てほしい。そう思った。
だから、わしはここで何も語らない。


ロード・オブ・ザ・リングで新年を迎えるもエ~ガね

年はひと回りして、静かに新しい年を迎えた。テレビを持たないわしは「Lemon」の「紅白」初歌唱を観ることもなかった。米津玄師の歌はカラオケで唄っているので興味はあったのだが…。
テレビのない生活はもう20年ちかくつづいている。その分、読書とDVD観賞の時間が増えた。

で、何をしていたかといえば、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作をDVDで観ていた。トールキンの「指輪物語」が原作で、ホビット族のフロドが指輪を捨てに行く冒険ファンタジーだ。もちろん、公開時に観た。原作小説は途中で挫折したものの…子ども向けのものでは読んだことがある。

実は正月が苦手なので、そこから離れたかったというのもあるのだが、DVDはながかった。
もともとながい映画だったが、何とかバージョンは公開時の映画よりもさらにながい。3作合わせると10時間近いだろう。そのリアルなファンタジーを堪能したが…休みながら観られるとはいえ、さすがにちょっと疲れた。

わしの子どものころは毎日が冒険だった。道なき山を越えて隣町まで遊びに行くこともあった。食べられる木の実を見つけたりして…。木々の声、風の声。遠い稜線の美しさとか、そんなことを思い出した。それがあったから、登山をするようになったんだろうな。
子ども時代はまるで、1作目の「旅の仲間」じゃないか。

『ロード・オブ・ザ・リング』で、巨木が動いて戦うシークェンスがある。映画ではそれは3作目の「王の帰還」の中だった。と、記憶する。でも、DVDでは2作目の「二つの塔」にそれはあった。
3作目はゴラムがあの姿ではなく…まだホビット族でスメアゴルと呼ばれていたころから始まる。ガンダルフは3部作を通して出てくるが、3作目ではサルマンはいっさい出てこない。

そうか、そうだった。ながい映画なので…そのあたりの構成を変えて上映したんだったな。何度観ても発見がある。
それにしても、ピーター・ジャクソン監督はすごい映画をつくったものだ。今さらながら思う。

https://youtu.be/NJVxEaGrHS4

ともかく、ながい冒険の旅から戻ってきたら…新年になっていた。
人生という名の冒険はつづく。信念の年としたいものだ。


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