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ゼンダ城の虜になるもエ~ガね

映画が始まる暗くなる瞬間もそうだが、夜と朝の間に映画日記を書くのは…神秘的かつ、至福の時間だ。だが、新しい映画はなかなか日記を書こうという意欲に駆られない。
というわけで、またも大昔の映画なのだ。

『ゼンダ城の虜』という。原作はアンソニー・ホープによる1894年の冒険小説だ。
休暇でルリタニア王国に来ていた主人公のルドルフは周囲から驚かれる。国王と瓜二つだったからだ。王位を狙う者がおり、ルドルフは権力抗争に巻き込まれ…国王の代役を求められる。
と、そんな話だった。

ルリタニア王国とは架空の国で、ロマン王国の代名詞のようにいわれたらしい。『テラビシアにかける橋』というファンタジー映画があったが、そのテラビシアもルリタニアという名の影響だったのかもしれない。

この小説は宝塚歌劇になったこともある。冒険ロマンものの代表的な作品だったのだろう。
映画化は何度もされているらしく、1938年か1952年か…わしが観たのが何年版の作品だったかわからなくなった。調べて、後で書くことにしよう。


驚いた。「ゼンダ城の虜」の映画化はなんと7回もあって、わしが観たのは1937年版だ。気が遠くなるほど大昔の作品だった。
監督はジョン・クロムウェル。主演は王と二役のロナルド・コールマン。王の代役を務めるルドルフはニセモノだと知らない姫から慕われてしまい、ロマンスも…。

どこがどうということでもないが、『ゼンダ城の虜』を観て、なぜか…宮崎アニメ『ルパン三世・カリオストロの城』を思い出したりもした。いや、もしかすると『ゼンダ城の虜』の影響もあって『やぶにらみの暴君』が生まれ、『カリオストロの城』はそれを受け継いでいるのかもしれない。

以前、[ジブリ美術館]で、絵画や書籍などの宮崎コレクションが展示されていた。そこには「私のアニメ作品は、先達から学んだことを生かしているだけだ」というような謙遜の言葉があった。

作品を観て読んで、感動して刺激を受けて、やがてそれが自身の新しい作品の血となり肉となっていく。
無から生まれるものではなく、たとえば…クリエーティブとはそういうものだろう。それによって、さらによりよい作品ができていけば、創作の神…いや、文化遺伝子のミームも喜んでくれるに違いない。


https://youtu.be/xR9CQjKZg4s
これは1952年版の『ゼンダ城の虜』だ。探して観なければ…。

復活を祝してイースター・パレードを観るもエ~ガね

フィギュアの羽生選手が怪我を克服して…復活の金メダル! 知り合いが平昌にまで応援に行っているのだ。氷上の舞いに感動をもらった!

そんな興奮の中、DVDで『イースター・パレード』を観た。
チャールズ・ウォルターズ監督による1948年のミュージカル映画。主演はフレッド・アステアとジュディ・ガーランド。音楽とダンスを通してロマンスが描かれるのだ。

https://youtu.be/-xxfm5-zRHo

イースター・パレードの前日、主人公のドンはショーのパートナーから解消をいわれる。腹いせに、酒場の踊り子ハナにパートナー話を持ちかける。でも、その娘はダンスの基本も知らなくて…。と、そういう内容だった。

イースターとは復活祭。もともとはキリストの復活のことだが、イースターの語源は春の女神エオストレから来ているらしく、イースター・パレードは宗教色のない早春イベントのようだ。
ニューヨーク等で行われるパレードでは春の訪れを感じさせるカラフルな色の服を着て、女性はハットをかぶって歩く。家ではカラフルに飾りつけをして、子どもたちがウサギによって隠されたとされるタマゴを探すらしい。そうして春の訪れを祝うのだろう。

映画の中の紫を基調にした衣装もカラフルで美しい。とにかく、美術には驚いてしまう。
それよりもっと驚くのがフレッド・アステアのダンス。わしは『バンド・ワゴン』を先に観ていたのだが、そっちのほうが後の作品のようだ。

フレッド・アステアの歌と動きにはマイケル・ジャクソンの源流を感じたりもした。
怪我をして途中降板したジーン・ケリーの代わりに、引退していたフレッド・アステアが出ることになったらしい。そのときのものと思われるジーン・ケリー版の映像がYouTubeにあったが、カラーではない。おそらく、この『イースター・パレード』からカラーになったんだろう。

フレッド・アステアがジュディ・ガーランドと一緒に唄う浮浪者ダンスがたのしい。特に、ジュディのヘン顔には笑ってしまった。杖がフレッドの手に戻ってくる場面もビックリした。とにかく、ハッピー・イースターのたのしいミュージカル映画だった。

移動祝日である復活祭、今年は4月1日らしい。草木が芽吹く季節はすぐそこまで来ている。

東京キッドにドッキリするもエ~ガね

ほとんど義務という感じで『東京キッド』をDVDで観た。タイトルと“喜劇の神さま”と呼ばれた斎藤寅次郎監督の名前だけは知っていたが、未見だった。恥ずかしい。

で、YouTubeを探してみたが…コレでいいのかどうか自信がない。
https://youtu.be/OCiwZC5cbW4

とにかく、1950年という戦後間もない混乱期に、ここまでバイタリティあふれる明るい作品ができていたことに驚いた。あの黒澤映画に三船が登場してくるのもこのころだった。確か…東映動画の『白蛇伝』もその少しあとじゃないかな。

国としての復興の時期だったんだろうな。『東京キッド』には焼け野原のあとからの…夢と希望と笑いというエネルギーが満ちあふれている。すごい。

当時、13歳の美空ひばりの大人ぶった歌声もすばらしいが、個人的には歌が流れると体が踊りだしてしまう病気(?)の人が好きだった。観ていて体が動きそうだった。
どんなに辛く貧しくとも、皆が明るい未来を信じて歩んでいる。きっと、そういう時代だったんだろうな。すごい。

ちょっとした場面のためにわざわざハワイロケをしているのがすごいし、デジタル版にするためフィルムのキズを修復しているのもすごい。あたりまえかもしれないが、出ている人が全員亡くなっているのもすごい…。

映画黎明期の作品だ。いや、黄金期というべきかな。
新しい映画は数限りなく…全部観ることは不可能だが、1950年前後の映画というのは限りがある。もしもDVDになっていれば、すべて観ることができるかもしれない。

無からは何も生まれない。温故知新。創作の源流めぐりがわしの趣味なのだ。

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