口直しにミッション・インポッシブルを観るもエ~ガね

キャッチ・コピーは「トム・クルーズ史上№1」だった。新作の『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』のこと。初日に観た。
なぜそうする? なぜそうなる? 最後まで誰にも何にも感情移入できなかった。いや、最後どころか…途中で帰ろうかと思った。トムだから最後まで観たが、「№1」どころか「トム・クルーズ史上ワースト1」ではないだろうか?
『ザ・マミー』の予告編をつくった人はうまい。ソソられたわしがわるい(笑)。


口直しに『ミッション・インポッシブル』を観た。何度か観ているが、おもしろい。カッコイイ。この当時、トム・クルーズはおじさん年齢粋のはずだがアクションも若々しい。

https://youtu.be/xBjFCFNs__Q

いわゆる「スパイ大作戦」のリメイクだ。内容はいわずもがなだろう。いい意味で、往年の「スパイ大作戦」ファンを裏切ってくれた。ジョン・ボイドが、アンジェリーナ・ジョリーのお父さんだが…ユニークな役まわりを演じている。
何度目かの観賞だとストーリーがわかっているから…研究心で観るゆとりがある。演出、カメラワーク、編集も見事。やはり、ブライアン・デ・パルマ監督はうまい。こうでなくっちゃね。




それはともかく、マミーといえば…近しい人のお母さんが亡くなった。一度だけ一緒にお酒を呑んだことがある。世を終えた人に思いを馳せ…噛みしめている。それが生きている者の務めだ…。


とうもろこしの島に行くもエ~ガね

島…とはいっても中州なのだ。コーカサス山脈から黒海に流れるエングリ川。雪どけあと、そこに肥沃な中州ができるらしい。自然のサイクル。

その地方の農家は誰のものでもない中州にとうもろこしのタネをまいて、春から秋に育てて収穫し、冬の食料にするという。
でも、そこは危険な場所だったりもする。日常の隣にある戦争…。

『とうもろこしの島』に出てくるのはおじいちゃんと孫娘。そこに兵隊さんも少し…。
ほとんど会話がない。静謐なジョージアの映画だ。ギオルギ・オヴァシュヴィリ監督。

いわゆるミニシアター系の映画だ。わしはこういう映画が嫌いじゃない。深く重く美しく…伝わってくる。彼らの必死な生活に比べてわしら日本人は…という申しわけない気持ちにもなった。

https://youtu.be/F_qW770NEtU

その中州に小さな家を建てるのが興味深かった。記録映画のように丁寧に描く。わしにも作れるかなと思いながら観た。


余談だが、育てていた内藤トウガラシが赤い実をつけた。それだけで幸せな気分になれる。

ローズマリーの赤ちゃんがかわいくなくてもエ~ガね

カニに例えれば、中身がレノンでヨーコが殻なのかなと思っていた。失礼。
敬称略で恐縮だが、最近…オノ・ヨーヨに高齢者特有の症状が出ているらしい。

オノ・ヨーヨといえば、ジョン・レノンが銃弾に倒れたあとの新聞広告(一種の広告だろう)を思い出す。全面に「夫ジョン・レノンを愛してくれてありがとう」みたいな内容で、日本の主要な新聞すべてに載せていた。おそらく、世界の主要な新聞すべてに載せたのだろう。いったいどれだけの費用がかかっただろうと思ったものだった。

ジョン・レノンが銃弾に倒れたのは彼らが住んでいたダコタ・ハウスのエントランスだった。

ニューヨークにあるそのダコタ・ハウスで撮影されたのが…ロマン・ポランスキー監督の『ローズマリーの赤ちゃん』だ。
CGもなかった時代、悪魔の赤ちゃんを身ごもったかもしれないという狂気をミア・ファローが演じていた。だんだんとやつれていく。やがては…悪魔の子であろうと愛おしいわが子、と思うようになる。どちらかといえば地味な映画だが、ミア・ファローの演技には底知れぬ怖さがあった。赤ちゃんの姿はいっさい画面に出ない。

見えない…想像させる恐怖。見せない演出は見事だった。仮に…今、リメイクをつくるとしたら赤ちゃんはCGだろうな。陳腐なイミテーションになってしまうかもしれない。
見せられないことで成長した映画演出と、見せることで進歩した映画技術…ってことかな。そういえば、『ジョーズ』の1作目は見えない恐怖で、2作目は見える恐怖だったなぁ。

https://youtu.be/QNSkpkDjCWM

オカルト映画はこの『ローズマリーの赤ちゃん』から始まったのだと記憶する。違うかな。
ポランスキー監督自身もいろいろとあったようだ。狂気の監督なのだろう。
もっとも、クリエーターに狂気がなかったら気の抜けた炭酸水みたいになってしまうかもしれない。とも、思う。


キュートな人魚姫がエ~ガね

アホらしくも愛おしく…キュートだった。チャウ・シンチー監督の『人魚姫』のこと。
原案はアンデルセン童話? 面影もない(笑)。

https://youtu.be/A7A0KQ0pRF0

リゾート開発計画を進める若き実業家リウ。絶滅の危機に瀕した人魚族はリウの暗殺を考える。
『少林サッカー』のアクションもパワフルでハチャメチャだったが、今回のはコメディとキュートが加わっている。とにかく、人魚姫シャンシャン役のリン・ユンがかわいい。

笑ってホロリ…って感じがいいね。
キレイな水と空気がなかったら…そんなメッセージもさりげなく伝わってきた。
同じようなタイプの映画に『モンスター・トラック』というのもあったな。たのしかった。

新宿の[歴史博物館]で「れきはくどうぶつえん」をやっていて、そこには和風の人魚ミイラ(?)の展示もあった。
人魚といえば、湯浅監督の『夜明けを告げるルーのうた』も気になるな。

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