グランド・イリュージョンに騙されるもエ~ガね

桜が咲いた。桜の花を観ていると…自然界のイリュージョンだという気がしてくる。

https://youtu.be/wWAYwnujb6I

『グランド・イリュージョン』はルイ・レテリエ監督による2013年のアメリカ映画。原題は「NOW YOU SEE ME」。

フォー・フォースメンと呼ばれるマジシャンチーム。アトラスら4人のイリュージョニスト。彼らが銀行強盗をする。それを追うFBIのローズ捜査官は、種明かしを仕事にしているサディアスに協力を求める。

これの続編が『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』だ。
映画という表現そのものがイリュージョンだから、特には驚かない。でも、こういうトリックも楽しい。

マジックの真髄として、ミスディレクションという言葉が何度か出てくる。観客の注意をそらすという意味。つまりは相手に気づかれずにウソをつくことだ。

マジックはユメのあるウソかもしれない。
やさしいウソがあるように、許されないウソもあろう。

政治関連のことはできるだけ書かないようにしているが、築地市場が豊洲に移転することになった経緯なども…一種のミスディレクションだという気がしてならない。ファクト・チェックは必要だろう。


キングコング 髑髏島の巨神から逃れるもエ~ガね

新宿で『キングコング 髑髏島の巨神』を観た。謎の島が見つかり、そこに調査隊が向かう。

どこかジュール・ヴェルヌぽい。ダレるところがない。ムダなく観客をひっぱる。大迫力で楽しませてもらった。監督はジョーダン・ボート=ロバーツ。

予告編にもあるが、ヘリコプターの場面でトンボが出るところ…好きだなぁ。監督にこういうオチャメ(?)なセンスがあるから、陰惨なはずがそういう印象を与えないんだろうなぁ。

https://youtu.be/rIItwZJQqoE

カメラマン役の女優、どこかで観た記憶があると思ったら…『ルーム』で監禁されてた彼女じゃないか。今回は思いっきりアウトドアだなぁ。

わしはレイ・ハリーハウゼンや円谷英二など、特撮ものが好きだ。好きだった。今は苦手なCGだが…それでも特撮気分で観てしまう。CGも昔はマネキンみたいだったのが、今では毛並みまで自然になってきたし…。当然、分野としてはSFとかファンタジーに偏ることになる。

今回、エンディングロールのあと、大半の観客が帰ったあとにオマケのような映像があった。
生き残った若い学者が「まだ他にもいる」とかいいながら壁画のようなものを観ている。その姿はゴジラじゃないか。ジョーダンか。ということは…おいおい、次はキングコング対ゴジラになるのかよ!? また観ないといけないじゃないか。いいかげんにしてほしいなぁ(笑)。

https://youtu.be/ahODbd1Ujok

少年時代を唄って思い出すもエ~ガね

「少年時代」といえば井上陽水の歌だが、それが映画の主題歌だと知ってる人は多くないかもしれない。『少年時代』は篠田正浩監督による1990年の作品。脚本が山田太一。そして、原作と製作が藤子不二雄Aなのだ。敬称略。失礼。

https://youtu.be/01gKRpKLIOg

原作マンガの「少年時代」にはさらに原作がある。
旅行の道具を借りにA先生の自宅に伺ったとき、「子どものころに山本有三の“路傍の石”に影響を受けた」というわしの言葉に、「君の“路傍の石”が、私にとっての“長い道”なんだ」とA先生はいわれた。柏原兵三の“長い道”は自分の少年時代に重なる、と…。そのとき、わしは初めてその小説の存在を知った。

そんな話をして駅に向かい、そこでF先生とも合流して、三人で一緒に新宿の仕事場に向かった。当然、当時はAとかFとかって分類はなかった。電車内でスチュワーデスみたいな人から飲み物を聞かれたので驚いたが、乗ったのはロマンスカーだったのだ。大昔の思い出だ。

ともかく、後にその小説をベースにマンガの「少年時代」が生まれた。それが…映画『少年時代』の原作なのだ。

第二次大戦末期。進二は東京から富山に疎開する。そこには…級長だけど番長みたいなタケシがいた。学校へとつづく一本道。当時を再現するためにアスファルトをはがして撮影している。
なぜ、タケシは進二をいじめるのか。進二が主人公というより、狂言回しに近い気もした。人生は出会いと別れ…。そこにはボーイズラブ的なものもあったかもしれない。「何でかのぅ。わからんのぅ」といいながら進二を殴りつけるタケシに切ないものを感じたりもした。

映画の完成披露パーティにも呼んでいただいた。
映画に感激したわしは、篠田正浩監督に「監督の映画の中で一番好きです」といってしまいムッとされたものだった(笑)。ふたりの少年とも話したが、小さいのに驚いた。画面では大きく感じたからだ。特にタケシ役の地元の少年は…存在感があった。あのとき、淀川長治さんともちゃんと話しておくんだったな。

映画としては大好きだったが、小品だったせいか…興行的には必ずしも成功とはいえなかったと思う。でも、評価されて映画賞とかをたくさんいただいたわけで、よかった。うれしかった。A先生の思いが昇華されて映画になったことがうれしかった。

ラスト、別れのシーンで井上陽水の「少年時代」が流れる。A先生が交流のあった陽水に依頼したものだ。この曲が生まれたいきさつも内輪で知っているが、もう触れないでおこう。カラオケでこの歌を唄うと…映画の場面が浮かんでくる。

どうしてこの映画のことを書く気になったかといえば、久しぶりにA先生と会ったから…。お元気そうで、それが何よりうれしかった。


第三の男を3回観るもエ~ガね

40年以上も前に観たことがある『第三の男』を観直した。キャロル・リード監督作品。アントン・カラスのチターの音色は残っていたが、内容は記憶からほとんど消えていた。だから、新鮮に観ることができた。

https://youtu.be/HC1R3bnWyTE

オーソン・ウェルズ主演だが、なかなか姿を見せてくれない。その登場場面。光と影。なんて斬新なんだろう。
モノクロの光と影を使った映像は美しい。斜めの構図も不安感を盛り上げる。
ふと、第三の男の足元にすり寄る猫に、手塚マンガの「悪魔の音」のカナリアを思い出したりもした。“引用の美学”ともいえるもので、こういう発見がわしの楽しみだったりもする。

第二次大戦後のウイーンが舞台。ペニシリン不足のための病院での惨状。しかし、映像ではそれを見せない。ジョセフ・コットン演じる小説家の表情だけで伝える。
そういえば、『ローズマリーの赤ちゃん』がそういう手法だった。今の映画は想像することを求めない。すべて見せてくれる。
CG技術は確かにすごい。でも、想像力を妨げるという弊害を生んだ…という一面もあるかもしれない。

男たちが橋の上で話し合っている場面があったが、観客側には聞こえない。
アリダ・ヴァリ演じる恋人役。彼女の心の中もすべては見せない。言葉は多くない。むしろ、寡黙な映画だろう。しかし、強烈な映像表現で気持ちを伝えるのだ。

多分、これが3度目の観賞だろう。これぞ映画なんだと思う。1949年の作品だが、こういうのを観ると…映画が本当に進化したんだろうかという気持ちになる。温故知新。ときどきは原点回帰しないといけない。

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