ルームから出るもエ~ガね

先日、屋上にゴジラのいる東宝ビルに行った。更地になったときから見てきたが、初めてそこで映画を観た。レニー・アブラハムソン監督の『ルーム』という。その感想を書かなくちゃ…。

目覚めて…今、『スターウォーズ エピソード7』のDVDを観た。
さぁ、今日は200人近い人が集まる会場で似顔絵を描く。うまくできるかな。喜んでもらえるかな。フォースを信じて出かけるとしよう。
戻ってから、『ルーム』の感想を書くことにする。


何の予備知識もなく、この映画を観たかった。わしはそう思ったので、これから観る人は読まないでいただきたい。
https://youtu.be/iqp-fDEMrGU


“部屋”には長髪の少年がいる。5歳になった少年ジャックだ。彼にとって、“部屋”は“世界”だ。
世界にはぼくとママしかいない。世界にはベッドくんや天窓くんがいる。ときどき、男の人が食べ物を持ってくる。
ママがぼくに話す。「ママは7年前、高校生のときにさらわれてここにきたの。外の世界へ脱出するのよ。計画を聞いて」と…。
ぼくにはワケわかんない。“外”って何!?

胸が痛む。映画の分類が難しく推理としておいたが、実際は違うかもしれない。犯人の手から逃れどう脱出するか…よりも、“世界”を感じ取る少年の話ともいえる。もしもわしがジャックならと考えてみたが…想像は難しい。

映画は言葉に頼らず、映像で伝えようとする。その分、意味をこめた深い映像になる。そこが好きだ。映画とは言葉にできないものを映像で伝えるものだろうから…。
結局、生まれたときからある世界がすべて…。誰だってそうだろう。それが極端に狭いだけ…。少年が外の世界に触れたときの驚嘆の表情など、すばらしい。
エマ・ドナヒューの原作は5歳の少年の一人称でたどたどしく書かれているらしい。原作にはないかもしれないが、ラストに部屋を見ていうジャックの一言は深い。

環境、教育…いろいろ考えた。
もちろん、この映画はさらわれた女子高生の苦悩の話だ。辛い。言葉もない。

それを思うとき、実際にあった事件のことを思わずにはいられない。わしは[ポレポレ東中野]という映画館に行くことがあるが、彼女が監禁されていた部屋はそこから遠くない。逃げ出して、家にかけた駅の公衆電話など、わしはその前を何度も通った。そのとき、もしもわしがそばにいたなら…力になってあげられただろうか。
大人が守らねばならないはずの…弱い立場の子どもに対する仕打ちは許せない。

世間の目に負けず、ちゃんと社会に順応できるだろうか。
映画の彼女は…現実の彼女も…。
それを願う。


WOOD JOB!するもエ〜ガね

昨日は善福寺公園で花見だった。善福寺池のそば。善福寺川の始点の場所だ。
ふと、矢口史靖監督の『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』という映画を思い出した。
カラオケ仲間の知人が「息子が農業大学に入ったので参考のために観たが、おもしろかった」といっていた2014年の作品だ。

https://www.youtube.com/watch?v=czlmoufvB8U

『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』の原作は三浦しをんの「神去なあなあ日常」で、原作者のお父さんも林業をしていたらしい。三重県だか…奈良県との県境だかで? いや、そこは映画の撮影に使われた場所かもしれない。

原作とは少し違うらしいが、映画の主人公の青年(染谷将太)は大学受験に失敗して…ふと見つけた「神去村林業研修生募集」パンフレットのモデル(長澤まさみ)に惹かれて神去村に行く。
その村には林業のベテラン(伊藤英明)がいる。マムシもいる。ヒルもいる。ケータイは通じない。コンビニもない。主人公は脱出を試みるしかない。

都会から、かつての仲間が冷やかしに来る。そのときの主人公の対応によって…村人は彼を認めることになる。いつしか、彼の心は村人…山の男になっていたのだ。彼自身が一番驚いただろう。

その昔、井上靖の「氷壁」を読んだ。長野県の北アルプスから新宿駅に戻ってきた主人公が、一歩一歩…雑踏の中に自らを歩ませようとする場面があった。山から戻ると、都会に馴染むのに少し時間がかかるものだ。わしも登山をしていたので、気持ちはよくわかる。

『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』の主人公も似たような気持ちだったのだろう。自然は本来の人間に戻してくれる。やがて、オオヤマヅミという神事に参加することになる主人公。とにかく、コミカルでたのしい映画だった。大笑いしながら観たものだ。
『ウォーターボーイズ』や『スイングガールズ』ほどはヒットしなかったのかもしれない。でも、わしはこの映画が大好きだ。

今の都会人がなくしたものなのかな。「なあなあ」とは「のどか」というような意味らしい。


それにしても、皆と花見をしながら…満開の桜の下で思った。
わしは人間嫌いかと思っていたが、そうでもないらしい。むしろ、人間が好きすぎるのかもしれない…。

プロフィール

ネコタル爺

Author:ネコタル爺
FC2ブログへようこそ!
ネコ爺ことネコタル爺の高峰 至です。

http://neko.a.la9.jp/

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR