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にあんちゃんに想いを馳せるもエ〜ガね

人の心の中には川が流れている。その源流は枝分かれして…自分でも予想していなかったところに辿り着くことがある。わしにとってのそれが、きっと…『にあんちゃん』なのだろう。

http://www.youtube.com/watch?v=1Uv2RqNp-uk

記憶に誤りがなければ、わしが観た最も古い映画は今村昌平監督の『にあんちゃん』です。
今にして思えば…わしは、黒澤明、今井正、木下恵介、小林正樹、浦山桐郎…などよりも先に、今村昌平の映画に染まっていたんですね。

にあんちゃんとは二番目のあんちゃん(おにいさん)の意味で、長門裕之(サザンの桑田佳祐にソックリ)が一番上のあんちゃん役だったころの…それくらい大昔の映画です。主役のにあんちゃんを誰が演じていたか…覚えていません。

YouTubeで検索してみたら、この映画のオープニングが出てきました。懐かしい名前がいっぱいですね。

「あんちゃんと呼んでも帰ってこない。にあんちゃんと呼んでも帰ってこない。今はひとりっきりの私…」という末の妹のモノローグが切なくて、今でもハッキリ心に残っています。
確か、原作はその末の妹の日記だったはずです。

この映画を…出演していた子どもたちと同じ年頃に観たということもあって、わしは辛いことや嫌なことがあったりすると…この映画のことを思い出したものです。あの子たちに負けないようにがんばらなくちゃって…ね。

そうなんです。『にあんちゃん』はわしにとって、心の“お守り”のように思っていた映画だったんです。
人は皆、誰でも…そういう映画があるのかもしれませんね。

マッチスティック・メンにだまされるもエ〜ガね

『マッチスティック・メン』という映画を思い出した。親子の詐欺師コメディで、監督はリドリー・スコット。あまり知られてないかな。

http://www.youtube.com/watch?v=1JL0OeN4Wvg

ロイ(ニコラス・ケイジ)は詐欺師で、金を貯め込んでいる。詐欺師の相棒はフランク(サム・ロックウェル)。ロイは極度の潔癖性に悩み、精神科にも通っている。ロイのもとへ、別れた妻との間の14歳の娘アンジェラ(アリソン・ローマン)がやって来て、彼は翻弄される…。
それにしても、ニコラス・ケイジはこういう役がよく似合う。すごくいい。

信用詐欺(コン・ゲーム)を扱った映画では『スティング』が有名だ。
タイトルは忘れたが、旅の途中で賭け事をして大負けをするフリをして稼ぐ家族の映画もあった。「お父さん、もう賭け事しないで!」と子どもが泣き叫ぶのも…すべて演技だったというような痛快な話。

だましだまされる映画だが、だまされることに心地よさがあり、『マッチスティック・メン』は感動的だった。実はこのときに14歳の娘を演じたアリソン・ローマンの実年齢は10歳以上も上だった。それもだまされる内だったのだ。

どうしてこの映画を思い出したのか。
ネット上で、若く見える女性が話題になっていたからだ。
「彼女は妖怪か妖精か」という声があったが、これはもう詐欺的な若さ!
http://rocketnews24.com/2014/02/28/417962/


今回の映画日記は短い。わしもがんばれば短く書けるのだ(笑)。
このブログも2ヵ月半過ぎた。がんばって短いのをたくさん書こうと思う。

天国と地獄の間に流れる川もエ〜ガね

東京には神田川という東西を流れる長い川があります。かぐや姫のフォークソングにもなった…あの神田川です。正しくは江戸時代の水道=神田上水で、人口の川ですね。
神田川の源は井の頭公園の池の湧き水にあります。今は“かいぼり”といって、池は28年ぶりに水のない状態になってますけどね(もう終わったかな)。

神田川の始点は井の頭池。そして終点は隅田川との合流地点です。
わしは神田川の始点から下り、江戸文化を研究している友人は終点から遡り…果たしてどこで出会うか、双方から出発して歩いてみよう。という壮大な計画を立てました。
川沿い大散歩です。今日、3/1に決行します。無事に会えたら酒盛りです(笑)。



ここはウダウダと映画を語る場なので、黒澤明監督の『天国と地獄』のことを書きましょう。

http://www.youtube.com/watch?v=IG2IEOMS_J4

『天国と地獄』は1963(昭和38)年の作品で、この映画をマネして実際に誘拐が起こったことは有名ですよね。悲しい事件でした。吉展ちゃん誘拐事件といいます。

わしは黒澤映画の大ファンです。全30作くらいありますが、そのうち10作くらいはアカデミー賞の作品賞を取ってもいいレベルだと思います。そんな監督は世界的にもあまりいないでしょうね。

この『天国と地獄』もサスペンスとしておもしろく、よくできた映画。音楽の入れ方(子どもとの再会まで音楽がまったく入らない)や実験的な映像(秘密!)、調査先の個々のエピソードやドラマチックなエンディングなど…好きです。
たとえば、前半は舞台劇のように室内のシーンだけなのです。それこそ、最近の山田洋次監督の『小さいおうち』のようにです。ところが、後半はガラッと変わって野外描写になります。

これまではおもしろいと感心していたのですが、10年前に何度目かの観賞をしたとき、僅かな疑問を持ちました。内面の深みに欠けるのではと感じたのです。
犯人を追いつめる刑事側(仲代達矢)の執念の表現は『野良犬』のように見事なのですが、犯人の内面表現がほとんどないのです。
もちろん、あえてそうしてるんでしょうけどね。

たとえば、犯人は医学生なのですが…インターンまでやっているならそれほど地獄でもないじゃないか。むしろ、エリートでは…。それなのに、なぜ彼は憎悪が生きがいになるほど屈折したんだろう。そういうことはまったくわからない…。
また…たとえば、麻薬街の人々のほうがよほど地獄じゃないか。たたき上げの権藤(三船敏郎)の若いときにしたって、もしかしたら…地獄のようなこともあったかもしれない。
もしも、脚本に橋本忍が参画していれば(なぜいない?)そのあたりをもっと掘り下げたのではないか。そんなことも思ったのでした。

『天国と地獄』はハリウッド映画のようにわかりやすくておもしろいけれど、映画の骨格としては紋切り型というか…少し荒削りではないかってことを感じたわけです。
もちろん、それもあえてなんでしょうけどね。 もしかすると、アメリカ進出を考えてのことだったのかもしれません。
黒澤映画のことは今後たくさん書くでしょうから、今日はこれくらいにしておきましょう。

さて、どうして今回、この映画のことを書いたのか 。
それは犯人(若き日の山崎努)が登場するシーンに川が使われていたからなんです。特急電車での身代金の受け渡しや煙の描写とともに、そのシーンが印象に残っています。どこの川だったんだろう。神田川ではなく、他の川だったんでしょうけどね。



川沿い大散歩ですが、雨天のため2時間くらい歩いて…酒盛りに切り替えました。
いつかリベンジしたいと思います。興味のある方は声をかけてください。
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