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アイアムアヒーローがエ~ガね

ハロウィンの日の深夜。「藤子不二雄Aお別れの会」から戻ってくると…ドアの前にモグロフクゾーの人形がいて笑っていた。不気味だったな。

こんなことをするのは誰だろう。すぐにカッパと呼ばれる男が頭に浮かんだ。彼ならやりかねない。
後日、電話で聞いてみると「俺は知らない」という…。では、では一体誰なんだ。わけがわからない。

ふと…疑問が浮かんだ。わ、わしではないのか。わしが自分で置いたのではないか…。
今も、モグロフクゾー人形はドアの横で笑ってる。


『アイアムアヒーロー』を観た。
レンタル店ではDVDを分類別に置いてるから…想像はついた。知らなかったら、もっと驚いただろうな。
わしはほとんど何も知らないで観たのだ。大泉洋が主演だ。長澤まさみも出てくる。
花沢健吾? マンガが原作ということすら知らなかった。

主人公がマンガの作業をしていて、家に戻ったら彼女が…。街に出たら人々が…。
女子高生役の有村架純と逃げるが、タクシーの運転手が…。どんどんとわからないほうへ進んでいく。女子高生はカマドタンジローの妹のネズコみたいになっていき…。

富士の裾野あたり。そこには逃げてきたヤブとか何とかがうじゃうじゃいて…。
ここからが本格的スタートだが、わしはここまでが特に好きだったな。

いやはや…オソロシイ映画だった。監督は佐藤信介。ゾキュンとしたい人は『アイアムアヒーロー』をどうぞ!

それにしても、ゾンビというヤツらは映画に貢献してるよねぇ。

https://youtu.be/DJZ2ILeBMVQ

そういえば、登山仲間に“英雄”という名の男がいたな。彼も“ヒーロー”だったのだろうか。

カメラを止めるな!を止めなくてもエ~ガね

『カメラを止めるな!』を観た。

制作費は300万円だという。監督は上田慎一郎というが、知らない新人監督。俳優たちも誰ひとり知らない。
口コミで広がった。上映2館からスタートして、それが…今では上映100館を越えているという話題の映画だ。

わしはホラーやスプラッターは苦手だが、そういうのとは少し違う。愛と笑いがあった。そう、笑った。館内爆笑。
でも、内容は書けない。あぁでも、最低限のことは書いておこう。これで終わるのかとアセッた。大丈夫。“終わってから始まる”という異色の作品だった。
物事は視点を変えればまったく違う。恐怖も笑いになったりする。ソコかもね。

『ワンカット・オブ・ザ・デッド』をつくった人たちの“映画愛”に満ちた映画。確かにこれは…映画でしかできない映画。
分類は難しいが、人間愛、家族愛も感じた。わしは感動した。ホラーコメディ? 愛と笑いと感動の怪奇スプラッター映画?

車酔いするように、映画の画面に酔ったという人もいたので、それもちょっと注意かな。
拡大ロードショーに広がっているが、もともとが大画面で観るタイプの映画ではないだろうとは思う。

映画会社が放っておかず、次回作には莫大な予算が組まれるのだろうか。監督は大丈夫か。それが少し心配。この手法はもう使えないだろうし…。

とにかく、『カメラを止めるな!』はとってもエ~ガね。

https://youtu.be/YEpQQ-DURnM

クリーピー 偽りの隣人に恐怖するもエ~ガね

分類でいえばサスペンス・スリラーだろうか。DVDで黒沢清監督の『クリーピー 偽りの隣人』を観た。よくわからないという気持ちも含めて…怖い映画だった。

https://youtu.be/9ptHoQmkcYI

クリーピーとは…ぞっとするみたいな意味らしい。
恐怖は近くに存在する。隣人は奇妙で不気味だ。演ずる香川照之は、善人も悪人も演じた緒形拳に匹敵するすごい役者だと思う。

犯罪者には、秩序型と無秩序型とよくわからない混合型とある…みたいな説明があった。それを説明する主人公が、実は犯人側の人間…かもしれない。主人公自身が混合型なのかもしれない。
隣人とは隣の家の人だけでなく、傍にいる人も含まれるかもしれない。

主人公の犯罪心理学者を演じる西島秀俊はどこか普通じゃない。彼の妻役の竹内結子にしても奇妙だ。どうしてそうなる? 特にわからなかった。 
ひとり生き残った役の…川口春菜だけがマトモかもしれない。

もっとも、何が普通で何が普通じゃないか、何がマトモかそうじゃないかなんて誰にもわからない。誰にもいえない。だから…怖い。

原作は前川裕の「クリーピー」だが、おそらく外枠だけを借りてきて別物の映画にしているんだろう。
黒沢監督の映画は怖い。説明してくれない。どこか感覚的だ。観る側が考えるしかない。しかし、そもそもわしらは日常の中で、ちゃんと考えて明確に行動していることが少ないような気もする。あいまいなことが多いかもしれない。
『CURE』もそうだったが、黒沢清監督の映画そのものがよくわからない混合型なのかもしれない。多分、そこが魅力なのだ。


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