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南極料理人に会うもエ~ガね

わしは衣食住にほとんど興味がない。特に食に…ない。だから、この映画を観てなかった。

『南極料理人』という作品を観た。淡々というか…沖田修一監督のカラーがよく出てるよね。

最も、実際に仕事をした人の原作がある。オオゲサになってるけど、似たようなものだろう。

映画は北海道の網走で撮影されてる。南極ほどじゃないにしても…過酷だっただろうと思う。

なぜ『南極料理人』を観たかといえば、コメディ調の『さかなのこ』がすギョかったからだよ。

おいしい料理は人を幸せにする。確かにそうだろうね。わしにはそれが欠けてる。痛感する。

沖田修一監督作を何本かつづけてみた。ほのぼのと…静かに心を打つ。ブレてないんだよね。

劇的なラストがあるわけじゃない。フツーに終わる。でも、これでいいんだよねって思うのだ。

https://youtu.be/TzRvOKLd-kU


キツツキと雨もエ~ガね

中山道で出会った『キツツキと雨』を観た。木こりたちと映画撮影隊の話。

この映画、長野県と岐阜県が撮影場所だ。わしらが歩いてきた道、なのだ。

道に迷い…ひと休みした小沢商店、そこがほとんどそのまま使われていた。

木こりが監督にいった言葉、あれは息子にいいたかったことなんだろうな。

助監督の怒り、自分はずっと助監なのに…お前はって気持ちだったんだな。

監督は木こりに救われたが、木こりだって気づいたことがあったはずなんだ。

木は100年経たないと役に立たないというのは…人の一生より長いんだよな。

地味な映画かと思ったが、俳優陣を見ると…豪華な作品なんじゃないかな。

中山道を歩いたおかげで『キツツキと雨』に出会えて本当によかったと思う。

https://youtu.be/K92ps44lGFs

監督/沖田修一  出演/役所広司・小栗旬・高良健吾・伊武雅刀・山崎努

さかなのこになるもエ~ガね

『さかなのこ』という映画が公開されてる。“さかなクン”の自伝が原作らしい。“のん”こと能年玲奈が演じている。

能年…いや、ミー坊ののんがいい。合ってる。思わずニンマリしてしまうような愛おしい作品だった。

その昔…一番驚いたこと、それはさかなクンが描く絵だった。図鑑では魚を横から見せるが、彼は正面から描くのだ。すばらしい。

のんが近況を話す場面。「私、さかな博士になりたいなぁ」という。それを聞いて周囲の人が笑うのだ。「大人になって、まだそんなことをいってるなんて」と。

すばらしいことをすばらしいといえない。それが大人なんだろうか…。身につまされた。
ほとんどの人があきらめてしまう“好き”を追求するってすばらしいよね。

のんのどこかたどたどしいしゃべり方を聞いていると何ともいえない気持ちになった。そのまま、ひたむきでいいんだよと。

https://youtu.be/l2pAqfm4ZHc

ほのぼの温まる作品。監督は沖田修一。
ラストはスパッと終わらせてもよかったかも。魚をシメるように。

ともかく、じぇじぇじぇがぎょぎょぎょになったということだね。

何者と問うもエ~ガね

ボロは着てても心は錦ぃ~と唄いあげる歌があった。
昭和の価値基準であって、今はない。近年、コロナ禍によってそれは跡かたもなく…消えた。と、思う。

『何者』を観た。原作/朝井リョウ・監督/三浦大輔。若者たちの就活の“内定”を得る話だ。とても難しく…というか、馴染めなかった。もっと理解したいと原作を読んでいるのだが…。

カッパさんと呼ばれる知り合いを思い出した。定年退職をする年齢になっても就職活動をしている。彼はパワフルですっごい…! きっと、誰よりも頭のいい人なのだろう。でも、わしは彼ほど変わった人を見たことがない。

『何者』の俳優陣は皆、好きな人だった。馴染めなかったのは…20歳を過ぎるまで、自分の将来が決められない人。面接で“内定”と決めてくれた会社にすべてを委ねる。にこやかに会話していても、仲間を探っている。そういうあたり…。

わしが自分の将来を決めたのは小学校5年生だった。そういえば、親友だった男は大学生になっても将来が決められなかった。わしはそのとき、それでよく生きてこれたなと思ったものだ。
もっとも、早く決めると他を見ないから…世間知らずの心の狭い人間になるかもしれない。とも思う。

プライベートのメールアドレスがわかれば、そこからアカウントが検索できるのか。別のアカウントにコッソリ友人のことを書いたりするものなのか。わしには馴染みがない。

人は言葉で考え、言葉で話す。しかし、本質はその内面にあったりする。
自分は自分にしかなれない。それはわかる。そこであがくしかないのだ。

https://youtu.be/rJrEzLBI0R0


ある船頭の話もエ~ガね?

まるで…わしが見る夢に似ていた。
『ある船頭の話』の監督はあの…オダギリジョー。主演は船頭役の柄本明。ほか、有名な俳優が客としてたくさん出ている。

船頭のトイチは渡し船に乗った客の話を聞く。傍では橋を建設中。「橋ができれば便利になる」と皆がいう。そこにひとりの少女が…と、ほぼそんな話だ。

時代は明治くらいだろうか。町と村の間に河があり、撮影は新潟の阿賀野川らしいが…そこに船が一艘。舞台はほぼそこだけなのだ。ユニークだね。
画面が綺麗だと思ったら、撮影はクリストファー・ドイルだった。それだけでも観る価値はある。

https://youtu.be/jnOIcEJMW5M

ただ、あの河はかつて…工場排水で病気が起こっている。オダギリジョー監督もそれがいいたかったのかもしれない。

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