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首に首ったけになるもエ-ガね

北野武監督の『首』を観たのは公開初日。2度目を観たのが昨日。

印象がずいぶん違った。初回はごちゃごちゃと散漫に感じたが、2度目は楽しめた。

わしも荒木村重には興味があった。確か、彼の子息は浮世絵の源流をつくったんだよね。

仕える相手に命をかける。その上での男色。騙し合い、殺し合い。いやはやって感じなのだ。

しかし、初回にあったあのシーンが2度目にはなかった。劇場は別だが…なかった。どういうことだ?
見逃したということはない、はずだ。男性同士のキスシーンのこと。削ったんだろうか。誰か教えてほしい。

2度目はそれほどでもなかったが、斬首シーンには正直…驚いた。何度も出てくるのだ。

北野武監督らしい映画だった。でも、映画そのものは賛否両論みたいだね。
ちょっと悪乗り気味だけど、わしはおもしろいと思ったけどね。

https://youtu.be/vcGZ8m7tqDI?si=1m0HolN7PydHgLNL


花のあともエーガね

藤沢周平原作のよくできた時代劇だった。監督は中西健二。

東北の小藩の組頭の一人娘、以登を演じるのが北川景子。剣に秀でている。いい感じだ。
自由恋愛がなかった時代。市川亀治郎(当時)が存在感を出していた。

静謐な映画。多くを語らない。ただ、ラストで歌がフルに流れる。歌手には申し訳ないが、静かに終わっていれば秀作だった気がする。


武蔵野で狂武蔵を観るもエ~ガね

[新宿武蔵野館]で『狂武蔵』を観た。つ、疲れた…。
武蔵と吉岡一門の戦いを描いている。武蔵が400人を斬る。77分長回し一発撮りで…。
斬っても斬っても斬っても、吉岡一門の侍はゾンビのように飽きるほどに武蔵に挑む。
これは映画なのか、アクションドキュメンタリーなのか。下村勇二/監督。

9年前に撮ってお蔵入りしていた77分長回し1カットの前後に…今回、新しく撮影した映像を加えて『狂武蔵』ができている。「くるいむさし」と読む。
主演俳優や制作スタッフの狂気ともいえる熱量がすごい。しかし、それがまた…疲れる。
“狂”は主演やスタッフ…だけでなく、観る側にも伝わってくる。
命がけでつくっている映画は命がけで観るしかない。

主演の坂口拓を初めて観たのは北村龍平/監督の『VERSAS』だった。アクションに取り憑かれてる人だなと思った。
わしはアクションが特に好きというわけじゃない。でも、何とかバカって言葉があるように、ひとつのことを追求していく人は好きだな。かくありたい。
今回、新しく撮影された坂口拓がシブくてカッコよかった。モックンの弟みたい。そういえば、モックンも武蔵を演じたことがあったな。『巌流島』だったかな。

最初と最後の…新しく追加撮影された部分はしっかりカット割りされている。とても映画的だ。
が、さすがに脅威の77分1カットは少々粗い。骨折したって撮影を途中でやめられないしね。
例えば、斬られた吉岡侍はどこへ行った? 時代考証も少々甘い。現代的武蔵になっている。
最初と最後はそれとの対比というか…コントラストがおもしろい。

とにかく、熱情は人を動かす。必見…! 疲れるけどね。

https://youtu.be/0H-_cBfgLvk


武蔵と吉岡一門の戦いといえば、萬屋錦之介による内田吐夢/監督の『武蔵』が忘れられない。
1カット映画といえば、『カメ止め』もあるが、『1917 命をかけた伝令』を忘れることはできない。


霧の中で蜘蛛巣城を観るもエ~ガね

 
 見よ 妄執の夢の跡
 魂魄 未だ住むごとし
 それ 執心の修羅の道
 昔も今も かわりなし

真夜中に黒澤明監督の『蜘蛛巣城』を観た。シェイクスピアの「マクベス」を原案にした戦国ものだ。何度目…いや、観るのは何10回目かだろうな。
DVDでは字幕付きで観る。言葉が聴き取れないからだ。わしは古い黒澤映画が大好きで、ときどき…原点に戻りたくなると観る。
『蜘蛛巣城』は後の『影武者』や『乱』につながる作品だが、わしはこっちのほうが好きだ。

古い映画が好きというわけでもない。わしはおもしろい映画が好きなのだ。
それに加えて、表現の源流を知りたいと思ってしまう。『スターウォーズ』の源流に黒澤映画の『隠し砦の三悪人』があるように…。

たとえば、わしは長野県を流れる梓川に愛着がある。槍ヶ岳付近からの幾筋かの小さな流れが、やがて梓川になっていくのを観て…感動した。それに近い。
またたとえば、マンガのフキダシはどうしてできたんだろうと調べてみたことがある。するとそのひとつは…屏風絵にたどり着く。それにも近い。

黒澤作品の多くは後になって別の映画として作り直されている。黒澤プロとしては経済的理由でリメイク権を売る必要があったんだろうな。でも…正直、なくてもよかったと思うことがほとんど。オリジナルを観返すほうがずっといい。

コロナのせいでNHKは「麒麟がくる」を休むらしい。五里霧中…。ならば、その間に『蜘蛛巣城』観賞はいかがであろう。1957年作品。

https://youtu.be/DEnYge75BEw




そういえば、スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』のつづきだかの『2030年』という誰かがつくった映画があった。なくてもよかった。
同監督の『シャイニング』のつづきの『ドクタースリープ』というのもあった。申しわけないけど、なくてもよかったな。

『デューン』はリメイクとはまた違うんだろうな。オリジナル映画のデキがよかったとはいえないし、リブートだから再起動ってことかな。どんな砂の惑星アラキス=デューンを見せてくれるだろう。
数々の映画の源流でもあるフランク・ハーバートのあの長くて濃密な原作小説。1本の映画で表現するには無理がある。前・後編に分けるのは妥当だろう。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督に期待している。何年も待っていた。映画は主食。11月が楽しみだ。


引っ越し大名に笑うもエ~ガね

何とも楽しい映画を観た。犬童一心監督の『引っ越し大名!』だ。高橋章宏の原作で、脚本も担当しているようだ。

https://youtu.be/aJGVHJGlEz8

映画は、引っ越し奉行となったカタツムリ侍の奮闘を描く。演じるは星野源。役にピッタリ。
彼をサポートするのが三船敏郎チックな高橋一生。厳しくかわいくサポートするのが高畑充希。俳優陣が皆々、よかった。

高畑充希は歌も上手で、わしは彼女が唄うXジャパンの「紅」が好きだった。なので、妾役が歌唱の場面は彼女の二役かと思ったら…丘みどりだったか。

別名…白鷺城とも呼ばれる姫路城は美しい。わしは5回は行ってる。前半はそこが舞台だ。
とにかく、『引っ越し大名!』は笑って泣ける…楽しい映画だった。

松平の名前は日本各地に残っているが…そうか、そんなに何度も国替えをさせられたのか。力をつけさせないようにという幕府の思惑だとすれば、松平直矩はもともと力のある大名だったんだろうな。それとも…お家騒動とかだろうか。
このあたり、興味深い。映画はどこまでが史実かを含めて探求してみよう。

わしの好きな映画分野はSFファンタジーだが、時代劇も同じくらい好きなのだ。

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