ラ・ラ・ランドでラララ気分もエ~ガね

『ラ・ラ・ランド』を観た。デイミアン・チャゼルの監督作品。
オープニングのミュージカルシーンがすごい。ほとんどワンショットだ。いったい、どれくらい練習したんだろう。妥協なき監督のこだわりに敬服。

https://youtu.be/tlyqz57sHgM

売れないジャズピアニストのセヴと女優志望のミア。夢と出会いと才能と日々の生活…。エマ・ストーンは知ってたがライアン・ゴズリングはよく知らんかった。新しい『ブレードランナー』の主役なのか。

衝撃的な『セッション』が大好きだったが、あの鬼教師もちょっこし出てた。

デイミアン・チャゼルの初監督作はミュージカルだったらしい。ミュージカルはこれが初めてじゃなかったんだな。なるほど。
そうか…『グランドピアノ 狙われた黒鍵』の脚本もデイミアン・チャゼルだったか。知らなかった。

ジャズ発祥を描いた『ニューオリンズ』を思い出した。セヴからのジャズの説明を聞きながら、昔…交流があった高名なジャズピアニストを思い出したりもした。

なるほど、“ラ・ラ・ランド”とはハリウッドのことか。『ラ・ラ・ランド』の後半…特に好きだ。ラスト、あれれと思ったが…そうか、そういうことだったんだな。あの表現、好きだなぁ。音楽の中でしか父親に会えない『砂の器』の和賀英良を思い出したりもした。

わしはミュージカルという分野が好きというわけじゃない。でも、昔観た『メリー・ポピンズ』とか大好きなミュージカルはたくさんある。匂いというか…久しぶりにそういう感覚を思い出した。

映画愛。音楽愛。とにかく、映画の魔法。まさに夢のハリウッドだなぁ。
映画館でちゃんと観たかった。わしのDVD再生機はほとんど壊れかかってるのだ(笑)。



ダンサー・イン・ザ・ダークに衝撃を受けるもエ~ガね

1週間かけて、DVDで少しずつ『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を観た。
いつまでも終わってほしくないという思いで、大切なホームビデオを観るように…。途中でやめれば映画は終わらないとも考えた。後半は…観るのが辛くなってきて少しずつ観た。
そして、ついに最後まで観てしまった。

衝撃的なラスト…! 生涯、忘れることはできないだろう。

https://youtu.be/NQ6HozU5TGo

主演はビョーク。子どもだか大人だかわからない顔立ちをしているが、ビョークがいなければこの映画は成り立たなかっただろうと思う。心の歌声が心に沁みる。
ラース・フォン・トリファー監督による2000年のデンマーク映画だ。

アメリカの田舎町。ビョーク扮するセルマはヨーロッパからの移民。彼女には天性の疾患がある。やがてはひとり息子にも…。そのためにセルマは必死で働いている。
映画は…監督はそんな彼女に試練を与える。どうしてそこまでサディスティックに…。

ときどき、セルマの夢想という形でミュージカルが入る。そういう意味ではミュージカル映画かもしれない。

神も仏もいないのか。無垢な魂ゆえにこれほどの試練を受けねばならないのか。
ラストは…セルマの最初で最後の舞台だろうか。空想と現実の反転。それは美しい。でも、怖い。体調に異変をきたすほどに…。実際、少し気分がわるくなった。

何という過酷な映画だ。2度と観たくはない。でも、好きか嫌いかといわれれば好きな映画だ。
人間の残酷さの向こうにあるピュアなもの(?)に共感するからかもしれない。
衝撃だった。2度観なくても…生涯、忘れることはないだろう。


ブラック・スネーク・モーンを聴くもエ~ガね

アカデミー賞の発表は「作品賞」の名前を間違うという…前代未聞の事態だったようだ。ま、わしはテレビを観ない…というかテレビがないので詳細は知らない。新聞で確認した。

2月が終わる。あわてて「ウダウダ日記」を書くことにする。『ブラック・スネーク・モーン』はどうだろう。監督はクレイグ・ブリュワー。2007年の作品だ。

https://youtu.be/hd-f2SfVpQ0

場所はアメリカ南部。心に傷を持った少女と、孤独な老人をつなぐ鎖…いや、ブルースでつながる。『ブラック・スネーク・モーン』というタイトルもブルースの曲名らしい。

依存症という言葉をよく聞く。程度の差こそあれ、人は皆…何かの依存症なのかもしれない。
クリスティーナ・リッチ扮するレイ。彼女は幼少のころに虐待を受けたことが原因でセックス依存症だ。

サミュエル・L・ジャクソン扮するラザラス。彼は元、ブルース・ミュージシャンだったが、奥さんは去り…今は孤独な農夫だ。
ある日、ラザラスが道で半裸のレイを拾う。彼は自分なりの治療法で彼女を治そうとする。

怪作の部類かもしれない。レイを鎖で監禁するわけだから…。でも、ラザラスの歌声がなかなかよくて…レイは癒されていく。

クリスティーナ・リッチは『スリーピー・ホロウ』とか、ちょっと怖いけどかわいい女優だ。
サミュエル・L・ジャクソンは『スターウォーズ』とかいろいろな映画に出ているが、唄える人とは知らなかった。だから、その歌声にちょっと驚いた。

それより驚いたのがわしの記憶力。DVDで観ていて、終わりころになって前に観たことがあると思い出したのだ。情けない。

セッションするもエ〜ガね!

シンバルで頭を叩かれたような衝撃を受けた。『セッション』を観てから…頭の中でずっとそれが鳴り響いていた。それをどう書けばいいのか。
黒澤映画の『悪い奴ほどよく眠る』を観たとき、隣席の客が「魂ぬかれたぁ」とつぶやいていた。その表現でいうなら、この『セッション』は「魂ふきこまれたぁ」かもしれない。ラストセッションの場面では息することを忘れるほどだった。

https://www.youtube.com/watch?v=mZjUEIV2Ru4

舞台は名門のシャッファー音楽学校。主人公はそこに入学したジャズドラマーのアンドリュー。
アンドリューが有名指揮者のフレッシャーに出会い、狂気のスパルタ指導を受けながらも…くらいついていく。いわば、それだけの映画だろう。
でもその中に、今の世の中が…いや、わしが失ったかもしれないものがあった。世の中が甘くなりすぎているのだ。いや、わしが甘いのだ。生ぬるい。だから、衝撃を受けたのだ。

スパルタ教師がいう。最も危険な言葉が「グッドジョブ(上出来)だ」と…。陳腐なデキを認めるから世の中が甘くなるのだとばかりに…。
褒めて生徒を伸ばす教師ではない。その逆で、まるで軍隊のように生徒を罵倒する。手も出る。物も投げる。生徒を期待以上のレベルに押し上げるために…。教師は完璧主義で、本物を目指しているのだ。次のサッチモやチャーリー・パーカーを育てたいのだ。その病的なまでの執念…。

2014年のアメリカ映画。脚本・監督がデミアン・チャゼル。主人公生徒がマイルズ・テラー。そして、鬼教師をJ・K・シモンズが演じている。確か、『スパイダーマン』のときの新聞社のおエライさんですよね。

わしの頭に突き刺さるものがあった。それを探求しつつ…さらに書いてみよう。

その昔、手塚治虫先生のお手伝いをしたことがあった。そのときのことを思い出す。
手塚先生は鬼教師と違って、わしらにはどこまでも温厚だった。でも、鬼教師に負けないくらい自分には厳しかった。その情熱、本物志向の凄まじさに圧倒された。熾烈極まる現場。納得いかないからと3度も4度も描き直しをする。他の複数の仕事と同時進行なので…当然、寝る時間などない。

わしの隣席で作業する人が「あんなのを見せられたら…たまりませんよね」とつぶやいた。彼も高名なマンガ家だったと思うが、挨拶する時間すらなかった。でも、彼の気持ちはよくわかる。「手塚先生のような大天才があそこまで努力をするなら…ぼくら凡才はどうすればいいんだ」といいたかったのでしょう。

話がズレたが、ものをつくる…本物をつくるという意味では同じでしょう。
クリエーティブはかくも過酷で…すばらしい。

そういえば、高名なジャズピアニストとささやかな交流を持った時期がある。その頃はジャズというものが難しくてよくわからなかった。今回、『セッション』にここまで心動かされたのは…この頃のことも影響しているのかもしれない。

驚いたのはDVDのオマケ映像。別の主人公俳優を使ったシークェンスが収められていた。ということは…何人かの主人公役候補の俳優に演技をさせて、誰が最適かを選んだということだ。演奏場面もあったから、それぞれが猛特訓をしたのだろう。マイルズ・テラーが勝ち残ったのだ。
映画のつくり方からして狂気の本物志向。圧倒される。

『セッション』に余韻などない。余韻は自分でつくれとばかりにブツッと終わる。
人生を変えるほどの映画、わしは好きです。

https://www.youtube.com/watch?v=2HCQYufdJoQ

レディ・キラーズを思い出すもエ〜ガね

そういえば…音楽映画ではないと思うけれど、『レディ・キラーズ(The LadyKillers)』という映画をDVDで観たことがありました。コーエン兄弟によるリメイク作品。コーエン兄弟の作品では『ファーゴ』を記憶してるけど、『ノーカントリー』さえも未見です(と思う)。しかも、わしは『レディ・キラーズ』のオリジナルの『マダムと泥棒』の存在すら知らなかったんです。
まったく、わしってヤツは映画に詳しいんだか無知だかわからない。

http://matome.naver.jp/odai/2139753020648360201/2139873903867821203

主演はトム・ハンクスです。トム扮する教授を名乗る紳士が、黒人の未亡人の家に部屋を借りに来る。部屋を借りた彼には音楽仲間がいて、地下室で楽器の練習をするようになる。
ところが、実は… 対岸にカジノの金庫があり、そこまで地下トンネルを掘ることを企てていたのです。やがて、そのことが未亡人にバレて…というような内容でした。

コーエン兄弟のセンスなのか、元々のオリジナルがそうだったのか。この『レディ・キラーズ』が何ともユニークでたのしくておもしろくて、わしゃこの作品が大好きになりました。

分類がよくわからない映画だけど、コメディかもしれない。でも、わしはイイカゲンなヤツだから「洋画 音楽」に入れておきましょう。

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