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エルヴィス観てもエ~ガね

友人に薦められて『エルヴィス』を観た。伝記映画だ。

劇場内に入って…まず、高齢者が多いことに驚いた。さすがに…ね。

顔と歌声以外、わしはエルヴィス・プレスリーという人をよく知らなかった。わしが若いときに亡くなった伝説の人だ。

バズ・ラーマン監督。演出に少し、テレビっぽさを感じたかな。
トム・ハンクス扮する“大佐”のマネージメント側から描いている。もう…45年か。こういうことがあったんだね。

オースティン・バトラーがプレスリーを演じているが、ときどきホンモノに見える。ドキッとする瞬間があった。輝いてたんだね。人種差別が残っていたあの時代の中で…。

https://youtu.be/fWjnmI_bbhg

わしは人から薦められると必ず観る。その人の心模様も見えてくるからだ。


グリーンブックがエ~ガね

『グリーンブック』という映画があった。内容は覚えているが、ウダウダに書いたかどうか…記憶にない。

黒人ピアニストのドクター・シャーリー。彼がイタリア系のガサツなドライバーを雇う。アメリカ南部を演奏旅行するのだ。

グリーンブックとは黒人が泊まれるホテルのガイドブック。これは1962年の実話らしい。
ロードムービーだけど、その頃でもこんな人種差別があったんだね。

よくできた映画だった。ともかく、“最強のふたり”が道を開いていく2018年の感動作。監督はピーター・ファレリー。

https://youtu.be/awUd_khNEcc

ここまで書いたら、前に同じようなことを書いた気がしてきた。わしゃダメにゃ…。

愛の調べを聴くもエ~ガね

何と1947年の映画だ。クラレンス・ブラウンの監督作で、『愛の調べ』という。
主演はキャサリン・ヘプバーンで、クララ・シューマン…つまり、シューマンの奥さんの半生を描いている。

ブラームスやリストなども出てくる。映画的脚色もあるのだろうが、基本はクララの伝記ものだ。
わしは彼ら音楽家仲間の交流や師弟関係とかを詳しく知らなかった。だから、勉強になった。

ロバート・ウォーカー演じるシューマンは作曲が認められず、だんだんとヘンになっていく。クララもピアニスト。彼女は妻として夫シューマンを助けようとする。

病室で、シューマンが「新しい曲ができたよ! もうダメかと思ったら浮かんできたんだ。聴いてほしい」とクララに奏でる。でも、それは…彼自身が若いときにつくった「トロイメライ」…。

『哀愁のトロイメライ クララ・シューマン物語』や『クララ・シューマン 愛の協奏曲』の源流が、この『愛の調べ』なのだろうな。

恋愛映画的な味付けが強い。が、それよりもわしは…芸術家の苦悩やひたむきな挑戦というものに興味を持った。共感もした。よかった。

音色が心地いい。こんなふうに弾いてもらえたらピアノも幸せだろうな。と思ったら、ピアノ演奏はルービンシュタインの吹き替えだった。


ボヘミアンに熱狂するもエ~ガね!

観た! というより、ライヴに行ってきた感覚に近い。よかったぁ! 涙が止まらなかった。
クイーンの伝記映画。ブライアン・シンガー監督による『ボヘミアン・ラプソディ』のことだ。
監督降板? 監督問題ではいろいろあったようだが、それはこの際…置いておこう。

https://youtu.be/0UkG8GnfCCY

追いやったはずの闇が近づいてくる。彼はそんなことをいってた。痛いほど気持ちがわかる。いや、わしなどにわかるはずもないのだが、感情移入できたということは理解できたということに違いない。
彼の孤独…。恐れ…。その純粋さ…。生き様…。
彼は音楽の娼婦だといっていたが、きっと自分の…いや、自分たちの音楽の中にしか居場所はなかったんだろうな。

魂が揺さぶられた。ラミ・マレックが彼を演じているのではなく、フレディ・マーキュリーがそこにいた。
魂の音楽。魂の共鳴。よかった。涙が止まらなかった。今年一番のお気に入りかもしれない。


そうか、今ころ気づいた。「Mr.ロボット」というアメリカのテレビドラマがあって、わしのお気に入りだった。あのときのギョロ目のハッカーの主人公がラミ・マレックだったんだ。出っ歯になってるから気づかなかった。
ということは…当たり前だけど、彼は音楽のプロじゃない。彼が実際に唄ってるわけじゃないってことだ。製作に関することを知らないが、全部じゃないまでも…音源の多くはクイーン本人たちじゃないかな。

『ボヘミアン・ラプソディ』はまるでドキュメンタリーのようなタッチだった。ライヴのような気持ちで観たけど、時系列の改変構成や歌声や演奏やあの会場の群集シーンにしても、合成とか編集処理をし…映画テクニックを使った映画らしい映画だったんだと今になってわかる。

わしはリクツで観るようなところがあるのかもしれない。どこがそんなによかったのか、実は自分でも…よくわからなかった。でも…今はわかる。わかる気がする。
本来、興奮とか感動というものはそういうものなのかもしれない。

まさか、若き日に接していた音楽とこんな形で再会する日が来ようとは……。温故知新という言葉が思い浮かんだ。


そういえば、昔住んでた街に[ボヘミ庵]という酒の店があった。店の主人もきっと、クイーンにイカれたクチだったんだろうな。

幸せをつかむ歌を聴くもエ~ガね

知らなかった。いわれなかったら決して観なかった。人から教えられて観ると…そこには発見がある。自分に欠けているところも見つける。これは人間賛歌の映画だろうな。よかった。

メリル・ストリープ主演の『幸せをつかむ歌』のことだ。ロックスターを夢見て家族を捨てた母親が…子どものことで古巣へ帰ってくる。子どもから他人以下と思われても、子どもを愛するのは親の使命なのだ。
アバズレな母親? 問題の子どもたち? 音楽仲間だって問題だ。
でも、人はそれぞれ…いろいろあるが、皆それぞれにすばらしい。生きているだけですばらしい。それがヒシヒシと伝わってくる。

ベッドに入っても眠れない。思いがあふれてくる。君を悲しませたくない。君が誇りだ。君さえいれば生きていける。

そんな言葉が歌詞の中にもあった。心に刺さった。響いた。笑った。
一番驚いたのはリッキー役のメリル・ストリープの歌声。彼女はこんなにも歌が上手だったの!? 知らなかった。

https://youtu.be/o2kpRPu4pp4

2015年のアメリカ映画。ディアブロ・コディ脚本で、ジョナサン・デミの監督作。
もうひとつ驚いたのが…娘役。メリル・ストリープの本当の娘だったのだ。知らなかった。

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