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LAMB/ラムがエモくて…エ~ガね

話題作を送り出す“A24”の映画。『LAMB/ラム』が公開された。ファンタジーなのかホラーなのか。

極端にセリフが少ない。悪夢か。リアルで奇妙な映画だった。そこがいい。何も知らないで観たかったな。

芸術的光景。アイスランドの羊飼いの夫婦。そこに異端の羊=アダが生まれる。LAMBは子羊のこと。いわば、それだけの話だ。

主演はノオミ・ラパス。脚本・監督は今作がデビューのヴァルディミール・ヨハンソン。脚本にはショーンという詩人が加わっている。

人間の罪について考えた。わからない。
まったく違うが、「賢い動物は食べてはいけない」とする女性に、著名人が「バカは殺してもいいということですか」と問い詰めていた。この映画に通じるかも…。

これは異形のキリストなのか。神話なのか、おとぎ話なのか。怖い…。
無垢な大自然。そこには何かがいるのか。説明もない。ただ静謐で美しく…そこにあるのだ。

https://youtu.be/eENW1GL5zJk

ビジュアルで伝える。ブラックでエモい『LAMB/ラム』。わし好みなのだ。
アダをキーフォルダーにしたら売れるかもね。

今ごろファイト・クラブもエ~ガね

『ブレット・トレイン』の感想と思ったが、ま…それはいずれ、またにしよう。

その前に『ファイト・クラブ』を書かなくてはならない。わしはこの作品を単なる狂気の暴力映画と勘違いしてた。観てなかったのだ。

DVDで『ファイト・クラブ』を観て驚いた。狂気の暴力映画だが、知らなかった。こういう話だったのか。

デヴィッド・フィンチャー監督作品。もう一度観なければと二度目を観た。すごい…。まったく違う映画に思える。こういう話だったんだ。

空虚な日々を送る男(エドワード・ノートン)。彼がタイラーという男(ブラッド・ピット)に出会う。彼とともに暴力的な組織をつくるのだ。

https://youtu.be/DRFzy0-Qpxk

チャック・パラニュークという人の原作小説があるらしい。よく見つけてきたもんだ。
これ以上はいえない。二度観なければならない。二度目のほうがおもしろいのだ。今まで観てなかったのが恥ずかしい。


アスを考えるもエ~ガね

明日からジョーダン・ピール監督の『ノープ』が公開される。

その前に、見逃していた同監督の『アス』をDVDで観た。
この映画、もしかすると…ジャック・フィニイのSF古典「盗まれた街」が発想のヒントかもしれない。

「盗まれた街」すなわち「ボディスナッチャー」だが、わしの大好きな作品。今までいくつも映画がつくられた。
人間が次々と自分ソックリの未知の生命体に乗っ取られていく。その昔、わしは古い最初の映画を横浜まで観に行ったものだ。

比較的新しいところでは『インベーション』が「盗まれた街」だった。もしかすると、『アス』も少し…そうかもしれない。

いや、そういってしまうと…マンガでも小説でも映画でも、「盗まれた街」的なのはたくさんある。気にするほどではないのかもね。

『アス』は「Us」だが、攻めてくるドッペルゲンガーとひとり二役をしている。私を襲う私。私が私の影に襲われて私になっていく。…怖い。

https://youtu.be/SI2INZHBhoE

それはともかく、『ゲット・アウト』の監督による『ノープ』はどんな映画なのか。
ジョーダン・ピール監督は黒人という視点で鋭く描く。新作も奇妙な映画であることは間違いないだろう。明日がたのしみだ。

まぼろしの市街戦もエ~ガね

なんてノーテンキでキミョーな映画だろう。
フィリップ・ド・ブロカ監督の『まぼろしの市街戦』を観た。1966年のフランス映画。

第一次大戦下のフランスの小さな町。イギリス軍を吹き飛ばそうとドイツ軍が町に爆弾を仕掛ける。
爆弾撤去を命じられた“ハト係”が町に行くと…。

反戦コメディ。戦争ファンタジーだね。
妃役のジュヌヴェーヴ・ビジョルドがいい。西荻の居酒屋のオヤジがいいといってたのはこのせいだな。

https://youtu.be/i_8hJu_n1TI

暗い気分だったが、そんなときはこれくらいノーテンキなのがいいね。


ワンダーウーマン1984が華麗でエ~ガね

『ワンダーウーマン1984』…略して『WW84』。この映画、ガル・ガドットの健康的な魅力を抜きにして語れない。虹色の映画ポスターを観たときから公開を楽しみにしていた。

独特の雰囲気の美人だと思ったら、イスラエルの人だったのか。今後、007ばりのアクション映画やクレオパトラも控えているという。ガルの時代だ。
彼女がクレオパトラを演じることに異議を唱える人もいたが、人種差別なのか。でも、身長が180センチ近いから…つりあう男優がいるかなぁ。

タイトルの1984といえば、ジョージ・オーウェルの「1984年」がある。直接は関係ないかもしれないけどね。とにかく、舞台は1984年だ。
前作の『ワンダーウーマン』とは別物だけど、『ゴースト ニューヨークの幻』的にしっかりとつながっている。

わしは前半が特に好きだ。オープニングなんて、スポーツ・エンターテインメントのSASUKEみたいだもん。いいねぇ。

でも、後半は……。フェイクは信じるなといわれても、もともと映画って虚構の世界だもん。特にこの手の作品はそうだし…みたいに感じてしまった。これもアリなんだろうけど…。
ヴィランはトランプのイメージ? ふーん、そうなのか。チーターには感情移入できなくもなかったけど…。
ん? 今回のわしのコメントは精神世界の追求ではなく、肉体的な視点になってる? なぜだろう。

オマージュとしてなのか、これまでの数々のヒーロー映画を思い出させる。それもアリなんだろうけど…あまりにアリすぎると、何でもできすぎると広がりすぎっていうか…確かなものは肉体だけになっていく。
映画って終わらせ方が難しいよね。

欲望には代償が伴う。スリラーの古典である“猿の手”がベースにあったのが興味深かったな。

この種の映画では女性が華というか…添え者になることが多かった。でも、『ワンダーウーマン1984』では…いや、前作『ワンダーウーマン』からだが、添え者はむしろ男優かもしれない。“ボンドガール”ならぬ“WWボーイ”とかっていわれるようになるかもね。

パティ・ジェンキンス監督による女性側からの映画なのだ。そういう時代なんだな。男が作った社会に切り込む…という側面もあるんだろうな。そうか、この女性監督には『モンスター』もあったんだな。そ、大事なのは自分を信じることだ。

戦う美少女ゲームがそうであるように、この『WW84』では主演女優が華のまま男優以上のバトルをこなしている。

https://youtu.be/aLbz0m_5YO8
https://youtu.be/xahaeSDAlXw

一言でいえば、『ワンダーウーマン1984』は華麗で…カッコいい。ガル・ガドットがね。
コロナも撃退してほしい…!

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