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ゴールデンカムイがエーガね

『ゴールデンカムイ』を観た。アクション映画としてよかった。アイヌ民族もちゃんと描いてる。

た、ただ、これってパート1じゃんかよぉ。タイトルそうなってたっけ?

原作はまったく読んでなかったが、始まり部分らしい。

最近は何か…そういう映画が多いねぇ。

壮大な予告編かもね。そう思って観れば、とてもおもしろい。

野田サトルの原作マンガ31巻の3巻分。埋蔵金を巡るバトルの始まりだ。映画はどこまでつづくだろう。

監督/久保茂昭。主演/山崎賢人&山田杏奈。出演者が皆、いいね。個人的にはアイヌ娘のアシリパ(アイヌ語の未来)が気に入った。トリカブトの弓矢を構える姿が凛々しくていい。

https://youtu.be/JfQLBf2dL80

わしは子どものころ、日本に先住民族がいたことを知り、アイヌのことを調べた。アイヌの埋蔵金を巡るラジオドラマも聞いていた。もしかすると、原作者もそうだったのかもしれない。60年も前だが。

かつて、蝦夷(えみし)と呼ばれるアイヌ系民族は関東近くまでいて…富士山のフジもアイヌ語が元だという。日本の大元だが、真相は知らない。

明治以前の日本にはナゾが多い。山の民の山窩(さんか)とかね。誰か教えてほしい。とはいっても、これは映画『ゴールデンカムイ』とは関係ないが。

湯道にひたるもエ~ガね

わしは風呂が好きだ。風呂の道を究める『湯道』が心地よかった。こー湯ーのもいいね。

日本人の美意識の根底には自然がある。わしも標高2000メートルの白馬槍温泉で星空を眺めながら露天風呂に入ったことがある。

風呂は心の洗濯の場所だ。心をポカポカにする。人をシアワセにするのだ。

華道、茶道など、道のつくものはたくさんある。わしの師匠に「まんが道」というのもあって…いや、これはミチと読むのだが、ドウと読んで感心している人がいた。湯道があってもいい。

『湯道』は銭湯の話。こんな映画を観てシアワセになるもいい。

https://youtu.be/YAxVcFrZ3ts

『純烈ジャー』という軽すぎる映画もあった。『温泉シャーク』というのもあるらしい。たのしみにしていよう。



土を喰らう十二カ月がエ~ガね

水上勉の原作だし、地味な話かと敬遠してた。DVDで『土を喰らう十二カ月』を観たのだ。主演は沢田研二。

原作を読んでいるのだが、高級な精進料理のクッキングブックみたいだ。いわば、エッセイだね。

月ごとの章だったのを、映画では「二十四節季」に分けている。それがいいね。

映画では松たか子扮する編集者が出てくる。もうひとつ原作があるのだろうか。原案だから、監督が脚色したのかもしれない。

監督は中江裕司。料理研究家の土井善晴が料理画面を担当している。実に見事。

水上勉は少年時代、禅寺で修行した人だ。そこで精進料理の心得を学んだのだという。

わしは山奥で生まれ育った。ワラビやセリやタケノコやユリの根とかを食べてた。そういうのがいっぱい出てくる。それがうれしかった。

自然な佇まい。撮影に1年以上をかけてる。ほどよくまとまった映画だった。沢田研二も老けたが、ほどよく老けてたな。

大地への愛。その大地が育む食材。
愛する人と食べるご飯が一番うまいのだ。

https://youtu.be/f5el63UWTM8


山歌を考えるもエ~ガね

子どもの頃、「ニッポン・インディアンいたよぉ」みたいな枕詞のラジオドラマがあった。どこからの着想? 刺激されて、わしは日本の古代民族に興味を持つようになった。

だから当然、サンカ民族を知ったのだ。サンカは山窩だが、パソコンでも出てこない。もっとも柳田国男が命名したものらしい。サンカ本人たちがそう名乗ったわけではない。アイヌ民族と同じように、彼らは文字を持たなかったのかもしれない。

三角寛の著作も影響してるだろうな。そうか。中島貞夫監督もサンカ映画をつくってたんだな。

サンカ民族は昭和の初期あたりまで存在したのだ。家も財産も戸籍すらも持たない流浪の山間民族として、自然と共生してきたのだ。


『山歌』という映画を観た。笹谷遼平という人の脚本・監督だ。
1965年、最後のサンカと思われる家族が生きている…と思われるところから映画は始まる。

真摯に作られていたが、現存しない民族を今の役者が演じるのだ。そこに違和感も持った。
俳優陣が魅力的だ。小向なるがいい。興味を持った人は『山歌』を観てほしい。でも、題材としてリアルな自然は難しいね。
出雲族とサンカのつながりは? わしは50年もサンカのことを考えてきた。わしの疑問にも応えてほしかったな。

ずっと昔から…自然を愛する彼らは自然の中で生きてきたんだろう。時には街で生きられなくなった咎人を受け入れただろう。そんな中で危険な問題も起こっただろうな。そうして日本ができていったんだ。“裏”の日本の姿かもしれないけどね。

西洋では自然は挑む対象だ。でも、日本では還る場所と捉える。
“死”は人間が自然に還れる瞬間かもしれない。崇高な遺伝子がわしらの中で生きてるような気がする。

https://youtu.be/JshN_5w31cQ

青幻記 遠い日の母は美しくてもエ〜ガね

夏が通り過ぎた。夏休みの終盤をたのしみにしていた子どもたちがかわいそう。
でも、友人のNさん家族は沖縄に行ったという。Sちゃんには忘れられない夏の思い出ができたことだろう。

忘れられない映画に『青幻記』がある。成島東一郎の監督作品で、確か…一色次郎の原作。「遠い日の母は美しく」がサブタイトルだった。音楽はわしの大好きな武満徹だったと思う。
とはいっても、わしは断片的にしかこの映画を覚えていない。

美しい海辺のシーンが思い浮かぶ。
「ぼく、ここへ来たことある?」「いいえ、ありません」という母と子の会話があったような気がする。母親は着物姿で、少年は学生服で小学校低学年くらい。田村高広扮する主人公が…確か奄美の沖永良部島に行って、亡き母を回想する。“洗骨儀礼”もあったと思う。そんな映画だった。

美しい海辺でのシーンが忘れられない。
のどかな引き潮の海で、母と少年が貝を採ったりしている。母親が体調を崩す。ケガだったのか動けなくなる。潮が満ちてくる。
「あの岸まで走りなさい。辿り着くまで決して振り向いてはなりません」という母の言葉に少年は走る。
そして振り返ると…もう、母親の姿はない。そこにはただ広い海があるだけ…。


わしも母親のことを思い出す。
わしがまだ小学校に行く前、隣町へ豆腐を買いに行ったことがある。初めてのおつかいだ。
その豆腐屋までは細い山道。家も少ない。買うといっても、豆を持って豆腐と交換してもらう、物々交換だった。
豆腐屋の作業がめずらしく、わしは好奇心でじっと見ていた。いつしか夕日が山に沈みかけていた。
豆腐屋は豆腐といっしょに「駄賃だ」とスルメみたいなヘンな物を渡してくれた。
山道は木々の影になり、わしは暗くなりかけた道を我が家へ急いだ。
帰り道、スルメみたいな物をかじってみたら甘かった。
山道の前方の曲がり角…まだ残っている光の中に、母親が立っていた。
その姿は今でもわしの瞼に焼き付いて消えることはない。まさに、遠い日の母は美しく…。
母は心配して迎えに来てくれたのだった。わしはスルメみたいな甘い物を見せた。それは“干し芋”だったのだ。


それにしても、『青幻記』の“青”は海の色だと思うが…それだけの意味だろうか。
もしかすると…魂の色だったのかもしれない。
https://www.youtube.com/watch?v=DfGDda_vxNw


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