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女相続人を観て思い出すもエ~ガね

月に3つの日記を書く…という自己ノルマが大変だったりする。どうせ誰も読まないだろうし、月に2つにするか。
でも、ともかく…今回は自分の中の古い感情と向き合ってみよう。『女相続人』という古い映画(DVD)を観て、そんな気分になった。思い出したことを書いてみよう。いや、本当は…忘れることができない感情といったほうがいいんだろうな。

『女相続人』というのは…世間慣れしない資産家の娘がいて、彼女に野心の男が近づき、愛を囁く。娘は男に夢中になる。魂胆を見抜いた父親が結婚を認めない。
やがて、父親が亡くなり…男が再び娘に近づく。しかし、娘も成長して別人のようになっている。そして、男にいい放つ。「かつては財産が目当てだったが、今度は愛までも欲しがるのか」と…。












アルキメデスの大戦を観るもエ~ガね

考えてみれば、『ジュブナイル』に始まって『リターナー』とか…わしは山崎貴監督の映画をずっと観てきたんだなぁ。

https://youtu.be/x_OZIvYgJas

今回観たのは『アルキメデスの大戦』だ。失礼かもしれないが、監督は…監督として成長したなぁと感じた。助監督から叩きあげて監督になった人ではない。VFX担当…つまり、CG制作から監督になっていった人だ。

『三丁目の夕日』で思ったことだが、山崎監督の映像には臭いがない。匂いもない。無味無臭。それを若さと思っていたが…そこが個性なのかもしれないな。

『アルキメデスの大戦』の冒頭の5分余りの圧倒的なシークェンス。VFXが見事なのはいわずもがな。あれだけでも観る価値がある。そこに、一瞬だけ…敵側が兵を救出するシーンが入る。それを唖然と見る日本兵の姿。見事だと思った。
以前の山崎監督なら、あの場面は入れなかったんじゃないかな。

若き数学者が戦艦大和の製造に対して挑む。数字は裏切らない。興味深い話だった。
『風たちぬ』を思った。『ビューティフル・マインド』や『イミテーション・ゲーム』を思い出した。数学は苦手だが、数字は興味深い。

もちろん、『連合艦隊』や『山本五十六』や『男たちの大和』を思い出した。でも、『アルキメデスの大戦』はこれらの映画ほど戦争の陰惨さはない。エンターテイメントとして楽しめる。

前半は特に好きだ。プレゼンというか、会議映画という一面もある。よく知る老練な俳優たちが皆、よかった。見事な爺さんS。飽きさせない。

が、情けないことに…わしは最近の俳優を知らない。テレビを観ない…というか、テレビがないせいもある。
主人公の菅田将暉の顔も読み方すら知らなかった。バディ映画の要素もあり、主人公を支える少尉の彼は『居眠り磐音』のときの柄本…とか、あの彼女は確か麻雀映画の…美波とか、そんな感じだった。だから逆に新鮮に楽しめた。

ただ…ラストには違和感があった。これでいいのか。釈然としなかった。
でも、後あと考えてみて…歴然たる史実があるわけだから、あれが映画として最善だったのかもしれない。そんなことを思いながら、映画を噛みしめた。

山本五十六は開戦に強く反対していた人で、それが避けられないと知ったとき連合艦隊司令長官として戦った…。映画ではそれを短いセリフで表現していた。そんなところにも監督の成長を感じた。いつの間にか、日本を代表する監督なんだなぁ。

『アルキメデスの大戦』は…山崎貴監督の作品の中で一番好きかもしれない。





と、そうこうしているうちに…戦後74年の今日だ。


ファースト・マンを思い出すもエ~ガね

あれから50年か。2時間以上ならんで“石”を観たら、道端のどこにでもあるような小石でショックを受けたものだった。そうかぁ。「大阪万博」で“月の石”を観てから…50年経つのかぁ。
いや、違う。厳密には…アポロ11号が月に行って、ニール・アームストロング船長が月に降り立ってから50年になるんだな。

アポロ11号が月面に着陸する様子。それを映し出すテレビを食い入るように観た。大人たちの中には冷めて観ることすらしない人もいて、こんなすごいことをどうして観ないんだろうと不思議だった。

“私には小さな一歩だが、人類には大きな飛躍だ…”みたいなことを船長がいってたな。用意した言葉だなぁと思ったものだけど、それも当然だ。言葉が歴史に残るんだもんな。あれから50年…か。

それを再現したのが、デイミアン・チャゼル監督の映画『ファースト・マン』だ。
https://youtu.be/nFhzZKvaPXs

これまでにも同じような映画があった。中には、実際には月に行ってなかったという設定の『カプリコン・1』というのもあったな。

『ファースト・マン』が新しいと感じたのは、アームストロング船長の視点で描いていること。家庭で子どもが亡くなったとか、初めて知った。船長のことを何も知らなかった。ただ、月面着陸の英雄だと思っていた。

もちろん、NASAが協力してるし、宇宙船全体像も出る。でも、多くは感情を抑えた…ライアン・ゴズリング扮する主人公側からの月面着陸ミッションで、全体よりも船内とかの部分を臨場感いっぱいに映し出す。どこか、昔のソビエト映画みたい…とも感じた。

ソビエトといえば、これは宇宙開拓を賭けたアメリカとソビエトの競争だったわけだ。だから、見切り発車的なところもあっただろう。燃料もギリギリで、着陸できても母船に戻れなかったかもしれない。地上では…飛行士たちが地球に戻れなかった場合のスピーチを考える場面もあった。実際、そうだったんだろうな。

宇宙船内は狭い。息苦しいほどの閉塞感。それは同監督の息をすることを忘れるほどだった『セッション』にも通じる。そこがドキュメンタリーのようにリアルだった。わしはそこが好きだった。

アームストロング船長たちは月に星条旗を立てていた。テレビを観ながら、“人類”といってるのにアメリカかよと思ったものだった。でも、映画『ファースト・マン』にはそのシーンはなかった。やっぱりね。

母船と着陸船でのコミュニケーションに齟齬が生じたという話を思い出した。地球にも月にも引力がある。つまり、母船が「上」というと、月着陸船にとっては「下」になる。立場によって反対になるので、互いに確認しあったという。おもしろい。そのシーンも映画にはなかったな。


天気の子になるもエ~ガね

京アニの惨事…。何であんなことが起こるんだ。何であんなことができるんだ。誇大妄想か…。悲しい。くやしい。


そんな気持ちを抱えたまま、吉祥寺で新海誠監督の『天気の子』を観た。
驚いた。満席だった。いつ行っても何を観ても、吉祥寺は空席がいっぱいなのに…。公開初日の最後の回だったが、青年から中年くらいの年齢の客がいっぱいだった。期待の高さだろうな。

わしは内容を何も知らないで観たが、制作陣の凄まじいほどの情熱に圧倒された。ここで回り込むかとか、街並みにしても細部まで、とてもリアルに緻密につくっている。熱い思いが伝わってきた。あそこまで丁寧だと観る側も悪くはいえないだろう。

今年の梅雨はよく降る。東京は雨がつづいている。『天気の子』はある意味、雨が主役みたいなところがあって…すごい。雨粒のひとつまで生きていた。
いつまでも梅雨が明けない東京に…タイムリーというか、今の季節に合ってる。ま、合わせての公開だろうけど。

わしは天候に興味があるし、天気図を観ることも好きだ。だから、この映画が嫌いじゃない。
でも、『天気の子』は賛否両論になるかもしれないな。前作の『君の名は。』のほうが好きという人は出るだろうな。と、そんなことも思った。

どちらも不思議な話だが、『君の名は。』の舞台は長野の架空の小さな町だった。監督の郷里をイメージさせる…その土地の空気感や光の表現が好きだった。
それに対して、今作は東京。新宿がメインみたいだが…東京は広い。舞台が大きくなった分、お話も広く散漫になったということはないかな。2作は神道がベースにあり、一見似ているようだがかなり違う気がする。ファンタジーだが、今作は現実的だ。

『ほしのこえ』のときは新海監督がひとりでつくったので…キャラも何もかも監督の絵だった。監督が自分ひとりの“思い”を形にして発信したものだった。

今作は(前作も)各方面のプロフェッショナルが集結して、ひとつの大きな作品をつくっている。キャラクターデザインなども監督のイメージに合わせてつくられたものだろう。だからこそ多くの人が喜ぶものができるんだろうけど、わしにはキャラの判別が難しく、感情移入しにくいと感じたところもあった。周囲がリアルであればあるほどキャラが“絵”だと感じてしまうというか…。キャラがなぜそう考えそう行動するのかとか…。

恋愛的要素もあるわけだが、そこに男(主人公)の身勝手なものを感じたりもした。
誰かが救済と恋愛が同時進行していると指摘していた。そこに監督の恋愛観があるのかもしれない。興味深い。

監督は…前作より大作にしなくちゃと、ちょっと無理してない?と、思ったところもあった。あるいは、前作が成功したことで自由になり、あえてそのことへの挑戦でもあるのかな。
もちろん『天気の子』が嫌いじゃない。自然描写に気持ちを託す場面が好きだが、もしかすると、もともと新海監督は小さな作品のほうが似合うのかもしれない。『天気の子』が陽だまりのような小さな作品ならわしはもっと好きになったかもしれない。と、そんなことも思った。


わしの子ども時代の遊び場は神社だったし、父親が神道の人だったこともあり、映画の設定に親しみを持った。
近くに物部神社があり、親がサカキだかシビキで飾り付けをする様子を見ていたというだけだけど…。
近年、そういう研究をしている友人がその神社に行ったと知らせてくれて驚いたものだ。
廃屋となったわしの生家まで見つけたらしい。その友人とは遺跡めぐりをしたものだ。
映画に光の水たまりという表現があったが、東京での神社はそんなイメージだろう。
わし自身が忘れている遠い記憶の中に神社があるのかもしれない。
エネルギーあふれる…巫女がキーワードの神秘の世界。

ともかく、『天気の子』はエフェクト…つまり、雨と雲と光がすばらしい…!
そんなことを思いながら、どんよりとした空を見上げるネコ爺じゃ。梅雨明けまであと5日かのぅ。

https://youtu.be/VGksHFs04Rc



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